日本の古典文学や和歌に頻繁に登場する「枕詞(まくらことば)」。これらの美しい言葉は、単なる修飾語としてだけでなく、言語のリズムや韻を楽しむためのものでもあります。この記事では、有名な枕詞を一覧にまとめ、その魅力を紹介します。おしゃれで美しい言葉を探している方にも役立つ内容です。語彙力をアップし、表現力を高めるための参考にしてください。
有名な枕詞一覧
出典・参考:goo辞書
- 久方の(ひさかたの)
掛かる詞:天(あめ、あま)、空、雲、光、月、雨などにかかる。天を永久に確かなものとする意など、諸説がある。 - 八雲さす(やくもさす)
出雲(いずも)多くの雲が立ちのぼるという意味。 - 八雲立つ(やくもたつ)
出雲(いずも)
多くの雲が立ちのぼるという意味。 - 千早振る(ちはやふる)
神、宇治、氏(うぢ)勢いが激しいという意味。 - 唐衣(からころも)
袖、裾、裁つ、着るなどにかかる。中国風の衣服のこと。 - 垂乳根の(たらちねの)
母、親にかかる。
母親。両親の場合をも含めて、親をさしていう。 - 天離る(あまざかる)
鄙(ひな)、向かふ、日にかかる。
遠く離れているという意味。 - 射干玉の(ぬばたまの)
髪、夜、黒、夕べ、妹、月にかかる。丸くて黒いヒオウギの種子から黒いという意味。 - 岩走る(いはばしる)
滝、垂水(たるみ)にかかる。岩の上や間を水が激しく流れること。 - 敷き妙の(しきたへの)
家、袖、手枕(たまくら)、衣、枕にかかる。寝床に敷く布。 枕をいう女性語。 - 敷島の(しきしまの)
大和にかかる。大和の異称。 日本の異称。 - 新玉の(あらたまの)
年、月、日にかかる。まだ磨いていない玉。新しいという意味から新年などの枕詞に。 - 梓弓(あづさゆみ)
引く、射る、音、末(すゑ)、張る(春)にかかる。梓の木で作った弓。上代、狩猟、神事などに用いられた。 - 烏羽玉の(うばたまの)
夢、夜、黒、闇にかかる。丸くて黒いヒオウギの種子から黒いという意味。 - 玉の緒の(たまのおの)
長き、絶え、継ぐ、短き、乱れにかかる。美しい宝玉を貫き通すひも。 - 玉桙の(たまほこの)
道、郷にかかる。道。道中のこと。 - 白妙の(しろたへの)
雲、雪、衣(ころも)、袖、袂にかかる。白妙はカジノキやコウゾの皮の繊維で織った白い布。 - 石の上(いそのかみ)
降る、古るにかかる。今の奈良県天理市石上付近。 出典: Weblio古語辞書 - 石走る(いはばしる)
滝、垂水(たるみ)にかかる。岩の上や間を水が激しく流れること。 - 神風の(かむかぜの・かみかぜの)
伊勢にかかる。地名「伊勢」にかかる。伊勢が皇太神宮のある所であり、風がはげしいからという。出典:コトバンク - 空蝉の(うつせみの)
世、命、身、人にかかる。この世(の人)の意味。 - 茜さし(あかねさし)
照るにかかる。茜色に鮮やかに照り映えるという意味。 - 茜さす(あかねさす)
日、昼、紫、君にかかる。
茜色に鮮やかに照り映えるという意味。 - 草枕(くさまくら)
旅、仮、ゆふ、露、結ぶにかかる。仮寝の床。旅寝。 - 足引きの(あしひきの/あしびきの)
山、峰、尾の上にかかる。足を引いてあえぎつつ登る意、山すそを長く引く意など諸説がある。 goo辞書 - 雨衣(あまごろも)
田蓑 (たみの)、みのにかかる。
衣服の上に羽織って雨などを防いだ衣。 - 青丹よし(あをによし)
奈良にかかる。
奈良坂で顔料の青土を産したことから。
枕詞は日本の文化や歴史を感じさせる美しい言葉です。言語学習やネーミングの参考に、ぜひこの記事を活用してください。枕詞の美しさを楽しみながら、あなたの語彙力をさらに高めていきましょう。
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