- 雲間(くもま):雲の切れ間。晴れ間。
- 雲水(くもみず):雲と水。また、行く先の定まらないこと。
- 雲行き(くもゆき):雲の動くようす。天候が変わりそうな雲の動き。
- 黒雲(くろくも):黒い雲。物事を妨げる不吉なもの。
- 慶雲(けいうん):めでたいことの前兆とされる雲。
- 卿相雲客(けいしょううんかく):公卿と殿上人。昇殿を許された官人。
- 行雲(こううん):空を流れる雲。
- 香雲(こううん):立ちのぼって雲のように見える香の煙。桜の花が一面に咲いている様子を雲に見立てた語。
- 黄雲(こううん):黄色い雲。稲が実り、水田が黄金色に見える様子を雲に見立てた語。酒のこと。
- 行雲流水(こううんりゅうすい):空を行く雲と流れる水のように物事に執着せず、自然の成り行きに任せること。
- 高層雲(こうそううん):十種雲形の一つ。灰色がかった厚い雲で、ほぼ全天を覆う。2キロ以上の上空に現れる。
- 孤雲(こうん):他から離れて空に浮かぶ一片の雲。
- 黒雲(こくうん):黒い雲。物事を妨げる不吉なもの。
- 五雲(ごうん):仙人や天女が遊ぶ所にかかる五色の雲。
- 五障の雲(ごしょうのくも):五障を月の光を覆う雲にたとえた語。
- 彩雲(さいうん):雲の縁が美しく彩られる現象。巻積雲に見られることが多い。
- 鯖雲(さばぐも):巻積雲のこと。鯖の背紋に似ているためこう呼ばれる。秋の季語。
- 五月雨雲(さみだれぐも):梅雨のころの雲。夏の季語。
- 桟雲(さんうん):かけ橋のように峰から峰へかかる雲。雲の中を行く高く険しい山道。
- 紫雲(しうん):紫色の雲。念仏行者が臨終のときに仏が乗って来迎する雲。吉兆とされる。
- 下雲(したぐも):山の低い所にかかる雲。
- 東雲(しののめ):夜明け前、東の空が明るくなってくるころ。
- 愁雲(しゅううん):うれいを感じさせる雲。うれいや悲しみのある心境のたとえ。
- 秋雲(しゅううん):秋の晴れた空に漂う雲。秋の季語。
- 春雲(しゅんうん):春の雲。
- 祥雲(しょううん):めでたい雲。吉兆の雲。
- 曙雲(しょうん):あけぼのの雲。あかつきの雲。
- 白雲(しらくも):白く見える雲。
- 十種雲形(じっしゅうんけい):雲の種類を10に分類したもの。
- 陣雲(じんうん):戦場の空に広がる雲。
- 水雲(すいうん):水と雲。大自然。流れる水や行く雲のように漂泊し、行脚すること。また、その僧。
- 杉原雲(すぎはらぐも):雲形の模様のある杉原紙。
- 筋雲(すじぐも):巻雲の俗称。
- 筋状雲(すじじょううん):風向に沿って並ぶ対流雲の列。冬型の気圧配置のときに日本海上に現れる。
- 瑞雲(ずいうん):めでたいことの前兆として現れる雲。
- 青雲(せいうん):青みがかった雲。晴れた高い空。地位や学徳の高いことのたとえ。
- 積雲(せきうん):十種雲形の一つ。上面が盛り上がり、雲底は水平の雲。晴れた日中に発達する。
- 積雲対流(せきうんたいりゅう):積雲や積乱雲の発生に伴う対流。
- 積乱雲(せきらんうん):十種雲形の一つ。垂直に高く盛り上がり、雷雨を伴うことが多い。ときには雹を降らせることも。
- 叢雲(そううん):むらがり立った雲。
- 層雲(そううん):十種雲形の一つ。灰色をした層状の雲で、地表付近にたなびく。
- 層状雲(そうじょううん):弱い上昇流で広範囲に形成される雲。水平方向に広がり、表面は滑らか。
- 対流雲(たいりゅううん):強い上昇流で狭い範囲に形成される雲。垂直に発達し、表面はでこぼこしている。
- 棚雲(たなぐも):横に長く引いている雲。たなびく雲。
- 淡雲(たんうん):薄くたなびく雲。
- 断雲(だんうん):きれぎれの雲。ちぎれ雲。
- 千切れ雲(ちぎれぐも):細かくちぎれた雲。ちぎれちぎれの雲。
- 鳥雲(ちょううん):小鳥が群がり飛び、遠くから雲のように見えること。鳥や雲の動きのように、機に臨んで集合離散が自在にできる陣立て。
- 蝶蝶雲(ちょうちょうぐも):層雲が乱れて蝶形になった片雲。雨の前兆。
- 積み雲(つみぐも):積雲の俗称。塊状の雲が積み上がってドーム上に見えるもの。
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