雷は自然現象の中でも特に力強いイメージを持つものです。古来より多くの言葉で表現されてきた雷を、創作や日常の会話で使える「雷の言い換え・類語」を紹介します。ここでは、和風でカッコいい雷の表現や、歴史を感じさせる古い言葉まで、25種類の雷に関連する言葉を掲載しています。創作のインスピレーションを得たい方や、日本の自然を表現する際に参考にしてください。
『雷』の言い換え・類語 一覧
- 寒雷
【かんらい】冬季に発生する雷。寒い季節に鳴る雷を指す。 - 幕電
【まくでん】夜間や遠方で発生した雷の光が雲に反射して見える現象。雷鳴が聞こえない場合もあり、しばしば珍しい現象とされる。 - 春雷
【しゅんらい】春に鳴る雷。通常は寒冷前線の通過時に発生する。 - 渦雷
【うずらい】台風や低気圧に伴う強い上昇気流によって発生する雷。動きが速く、注意が必要な種類の雷。 - 熱界雷
【ねつかいらい】熱雷と界雷の特性を併せ持つ雷。湿った空気の流入により形成される雷雲が特徴で、夏季に強い雷雨をもたらすことが多い。 - 熱雷
【ねつらい】主に夏季に発生する雷。急激な上昇気流により形成される積乱雲が原因で、持続時間が短い。 - 界雷
【かいらい】前線上で発生する雷。積乱雲が帯状にまとまり、前線の移動と共に落雷域も移動する。 - 稲光
【いなびかり】空中での電気放電によって生じる光。雲間や雲と地面との間で発生する。 - 稲妻/電
【いなずま】雲と地面の間の電気放電により生じる光。稲の結実期に多く発生することからその名が付けられた。 - 稲魂
【いなだま】稲中に宿るとされる神霊。稲妻とも関連付けられる。 - 落雷
【らくらい】地面に雷が落ちる現象。突起物に落ちやすい。 - 軽雷
【けいらい】小さくて短い雷鳴を指す。 - 迅雷
【じんらい】激しい雷鳴。迅速に鳴り響く雷。 - 遠雷
【えんらい】遠くで鳴る雷。遠方で聞こえる雷鳴。 - 雷
【いかずち】雲と雲、または雲と地面との間で起こる放電現象。一般的に雷と呼ばれる。 - 雷光
【らいこう】稲光や稲妻とも呼ばれる、雷に伴う光。 - 雷公
【らいこう】雷の俗称。古来から用いられる。 - 雷火
【らいか】雷によって起こる火災、または稲光や稲妻を指す言葉。 - 雷電
【らいでん】雷鳴と電光の組み合わせ。雷と稲妻の現象を表す。 - 電光
【でんこう】火花放電の際に発生する光。雷鳴を伴うことが一般的。 - 電影
【でんえい】稲妻や稲光を指す言葉。 - 電閃
【でんせん】稲妻のようにひらめく光。稲光を指す。 - 霹靂
【へきれき】雷が激しく鳴り響くこと。落雷を伴うことが多い。 - 稲つるび
【いなつるび】稲妻のこと。古代では稲妻により稲が結実すると考えられた。 - 神解け
【かみとけ】落雷のこと。古語で雷が落ちることを指す。
『雷』の付く言葉
- 雷
【いかずち】 – 古代の表現で、「厳つ霊」とも呼ばれる雷。夏の季語。 - 遠雷
【えんらい】 – 遠くで鳴る雷。夏の季語。 - 火山雷
【かざんらい】 – 火山噴火時に噴煙中で起こる火花放電。 - 雷
【かみなり】 – 電気を帯びた雲同士の間や、雲と地面の間で起こる放電現象。 - 雷雲
【かみなりぐも】 – 雷を発生させる雲。積乱雲とも呼ばれる。 - 雷声
【かみなりごえ】 – 雷の大きな響き。 - 渦雷
【からい】 – 台風などで中心部に生じる雷。低気圧雷ともいう。 - 乾雷
【かんらい】 – 雨を伴わずに発生する雷。ドライライトニングとも。 - 寒雷
【かんらい】 – 冬に鳴る雷。 - 急雷
【きゅうらい】 – 突然鳴り出す雷。 - 疾風迅雷
【しっぷうじんらい】 – 激しい風と雷。事態の急変や迅速な行動を象徴。 - 疾雷
【しつらい】 – 急激に激しく鳴り響く雷。迅雷。 - 春雷
【しゅんらい】 – 春に鳴る雷。 - 迅雷
【じんらい】 – 激しい雷鳴。 - 側撃雷
【そくげきらい】 – 直撃雷の周囲で起こる放電。被害にあうことがある。 - 直撃雷
【ちょくげきらい】 – 直接落ちる雷。 - 天雷
【てんらい】 – 「かみなり」の別称。 - 初雷
【はつがみなり】 – 立春後に初めて鳴る雷。 - 初雷
【はつらい】 – 「はつがみなり」と同じ意味。 - 発雷
【はつらい】 – 雲の中で雷が発生すること。 - 万雷
【ばんらい】 – 多くの雷。 - 日雷
【ひがみなり】 – 晴天時に鳴る雨を伴わない雷。 - 火雷
【ひがみなり】 – 落雷して火災を起こす雷。 - 百雷
【ひゃくらい】 – 数多くの雷。 - 避雷
【ひらい】 – 落雷を避ける行為。 - 蚊雷
【ぶんらい】 – 蚊の飛ぶ音に似た雷。 - 奔雷
【ほんらい】 – 激しく鳴る雷。 - 水雷
【みずがみなり】 – 雨を伴う雷。 - 虫出しの雷
【むしだしのかみなり】 – 春先に鳴り、虫を誘い出す雷。 - 雷
【らい】 – 一般的な「かみなり」の意。 - 雷雨
【らいう】 – 雷を伴う激しい雨。 - 雷火
【らいか】 – 落雷によって起こる火災。 - 雷害
【らいがい】 – 落雷による被害。 - 雷撃
【らいげき】 – 落雷すること、または魚雷での攻撃。 - 雷撃機
【らいげきき】 – 魚雷を発射する飛行機。 - 雷撃点
【らいげきてん】 – 雷撃を受けた場所。 - 雷鼓
【らいこ】 – 雷神が持つとされる太鼓。 - 雷光
【らいこう】 – いなびかり、いなずま。 - 雷公
【らいこう】 – 「かみなり」の俗称。 - 雷獣
【らいじゅう】 – 落雷とともに地上に現れるとされる想像上の動物。 - 雷神
【らいじん】 – 雷を起こすと信じられた神。 - 雷声
【らいせい】 – 雷の音、雷鳴。 - 雷霆
【らいてい】 – 激しい雷の意。 - 雷電
【らいでん】 – 雷鳴と電光を指す言葉。 - 雷鳴
【らいめい】 – 雷が鳴ること、またその音。 - 雷竜
【らいりゅう】 – 「ブロントサウルス」の別称。 - 落雷
【らくらい】 – 雷が地上に落ちること。
雷を表す様々な表現を学び、ご自身の言葉に取り入れてみてください。日本の自然現象を表現する豊かな語彙は、日常会話や創作活動に新たな彩りを加えることでしょう。ぜひこれらの言葉を使って、話の中に緊張感や美しさを演出してみてください。
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