春の息吹と共に、日本の風土を象徴する桜は、多くの人々を魅了し続けています。その儚くも美しい姿は、古来より多くの詩歌や文学に詠まれ、日本人の心に深く根付いています。ここでは、桜に関連する66種類の美しい言葉を、読み方と共にその意味を紹介します。これらの言葉を通じて、春の訪れと桜の美しさを改めて感じてみませんか?
桜にまつわる美しい言葉一覧
※ 掲載されている情報の正確さにはできる限り留意していますが、誤り等がありましたらお知らせください。意味、詳細等は辞書などでご確認ください。
- 一重桜
【ひとえざくら】 花弁が一層の桜で、シンプルな美しさを持つ。 - 八重桜
【やえざくら】 八重の花を咲かせる種類の桜で、開花が比較的遅く、花色には白や紅、緑黄色がある。 - 初桜
【はつざくら】 一年で最初に咲く桜を指す言葉。 - 初花
【はつはな】 その年に最初に開花する桜の花。 - 墨染桜
【すみぞめざくら】 白い花を咲かせる桜の品種で、京都の伏見墨染地区に由来する伝説がある。 - 夕桜
【ゆざくら】 夕方に美しく見える桜の花。 - 夜桜
【よざくら】 夜に楽しむ桜のことで、夜間の花見を意味する。 - 姥桜
【うばざくら】 花が葉よりも先に咲く桜のこと。花の盛りが過ぎてもその美しさが残る。 - 実桜
【みざくら】 桜の木がつける果実のこと。一般的にはさくらんぼを指す。 - 家桜
【いえざくら】 住宅の庭に植えられている桜の木。 - 寒緋桜
【かんひざくら】 緋寒桜とも呼ばれる、寒い時期に咲く赤い桜。 - 小桜
【こざくら】 小ぶりで色が薄い桜の花を指す言葉。 - 小桜威
【こざくらおどし】 鎧に小桜の模様を施したもの。 - 山桜
【やまざくら】 山地に自生する野生の桜。 - 山高神代桜
【やまたかじんだいざくら】 山梨県北杜市にある古木で、エドヒガンザクラの一つ。 - 彼岸桜
【ひがんざくら】 春の彼岸頃に咲く淡紅色の桜。 - 徒桜
【あだざくら】 はかなく散りやすい桜の花。 - 御階の桜
【みはしのさくら】 左近の桜とも呼ばれる、特定の名所の桜。 - 朝桜
【あさざくら】 朝露に濡れる桜の花。 - 枝垂れ桜
【しだれざくら】 枝が垂れ下がる特徴を持つ桜で、淡紅白色の花を早春に咲かせる。 - 桜まじ
【さくらまじ】 桜が咲く時期に吹く暖かい南風。 - 桜人
【さくらびと】 桜を愛でる人々。 - 桜前線
【さくらぜんせん】 日本各地でのソメイヨシノなどの桜の開花を示す線。 - 桜吹雪
【さくらふぶき】 桜の花びらが風に舞う様子を表す言葉。 - 桜守
【さくらもり】 桜の木を守る人、特に花が散らないように気をつける人。 - 桜尽くし
【さくらづくし】 様々な種類の桜を描いた図案や模様。 - 桜戸
【さくらど】 桜の木で作った戸または桜の近くの家。 - 桜時
【さくらどき】 桜が咲いている時期。 - 桜月
【さくらづき】 旧暦で3月のことを指し、桜が咲く季節。 - 桜月夜
【さくらづきよ】 桜が咲く季節の月夜。 - 桜湯
【さくらゆ】 塩漬けにした桜の花をお湯で溶いた飲み物。 - 桜漬
【さくらづけ】 桜の花を塩漬けにした食品。 - 桜灯籠
【さくらどうろう】 桜の花の形を透かし彫りにした銅製の円形灯籠。 - 桜狩り
【さくらがり】 山野で桜を楽しむこと。 - 桜紅葉
【さくらもみじ】 桜の葉が秋に紅葉すること。 - 桜結び
【さくらむすび】 桜の花形に結んだ紐の結び方。 - 桜花
【おうか】 桜の花のこと。 - 桜衣
【さくらごろも】 桜が重なるような色の衣服。 - 桜襲
【さくらがさね】 表が白、裏が赤や葡萄色、紫などの衣の色。 - 桜貝
【さくらがい】 浅瀬に生息する美しい二枚貝。
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