- 天変地異(てんぺんちい)
空や地面に起こる自然の大きな災害や異常現象。日食や地震、津波などの総称。 - 天魔波旬(てんまはじゅん)
仏教における悪の象徴で、人の命や善い行いを妨げる魔王のこと。 - 天網恢恢(てんもうかいかい)
天が張った正義の網は広く目が粗くても、悪事は必ずつかまるという戒めの言葉。 - 天佑神助(てんゆうしんじょ)
天や神の加護により救われること。偶然の幸運にも使われる。 - 天理人欲(てんりじんよく)
自然の理(正しい道理)と、人間の欲望。心の中の善と欲とのせめぎ合い。 - 天牢雪獄(てんろうせつごく)
雪に閉ざされ、外にも出られない状況を、天の牢屋になぞらえた言葉。 - 怒髪衝天(どはつしょうてん)
怒りが極限に達し、髪が天に向かって逆立つほどの激しい怒りの状態。 - 白日昇天(はくじつしょうてん)
昼間に空高く昇ること。転じて、仙人になることや急な成功・出世を表す。 - 破天荒解(はてんこうかい)
誰にもできなかったことを初めて成し遂げること。または大胆な行動のこと。 - 幕天席地(ばくてんせきち)
空を天幕に、地を座席に見立てるように、心が大きくスケールの大きい様子。 - 富貴在天(ふうきざいてん)
人が金持ちになったり出世するかどうかは、天命に任せるしかないという考え。 - 不愧天地(ふかいてんち)
天地に恥じない生き方をしていること。やましいことがない、正しい行い。 - 不俱戴天(ふぐたいてん)
同じ空の下で共存できないほどの激しい恨みや憎しみ。深い仇敵関係。 - 不倶戴天(ふぐたいてん)
同義語(ふぐたいてん)。もとは父を殺した相手への復讐心を表す言葉。 - 普天率土(ふてんそつど)
天が覆い、地が続く限りのすべての国土。天下全体を意味する古典的表現。 - 三日天下(みっかてんか)
一時的に権力を握ったが、すぐに失ってしまうこと。短命の支配をたとえる。 - 用管窺天(ようかんきてん)
細い管から空を見ようとするような狭い見方しかできないこと。視野が狭いことのたとえ。
Reference:OxforOxford Languages and Google・weblio・goo辞書
四字熟語は、私たちの心や考え方、自然観に深く結びついています。
天真爛漫、天罰覿面、天壌無窮など、どれもが短いながらも奥深い意味を持ち、日常の中でもふとした瞬間に思い出したくなる言葉ばかりです。
このリストが、あなたの語彙力アップや表現の幅を広げる一助となれば幸いです。
ぜひ、お気に入りの四字熟語を見つけて、心の中に留めてみてください。
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