日本語には美しさを表現する四字熟語があります。自然の情景や人の容姿や心の美しさを表した四字熟語を厳選して25語紹介します。
女性らしい美しい様子、賢く美しいさま などが多いのですが他にも綺麗な心、儚い四字熟語もたくさんあります。 ここでは厳選した美しい・綺麗な四字熟語を中心に紹介していこうと思います。とても日本らしい言葉なので座右の銘にも使ってもいいですね。
綺麗な四字熟語25選一覧
- 花紅柳緑
【かこうりゅうりょく】
自然が持つ美しさ、特に春の色鮮やかな風景のこと。色とりどりの華やかなこと。 - 花鳥風月
【かちょうふうげつ】
自然の美しい景色。 - 迦陵頻伽
【かりょうびんが】
非常に美しい声、美しい声のたとえ。 - 鏡花水月
【きょうかすいげつ】
手に取ることができない幻影やはかない美しさのたとえ。 - 山紫水明
【さんしすいめい】
山や川の美しい風景、または自然の美しさのこと。 - 芝蘭玉樹
【しらんぎょくじゅ】
優れた才能を持つ人材や子弟のこと。 - 晴雲秋月
【せいうんしゅうげつ】
晴れた空に浮かぶ雲や秋の澄んだ空の月のように、心が清らかなことのたとえ。 - 清風明月
【せいふうめいげつ】
明月と清らかな風の中の静かで清々しいたたずまいのこと。 - 雪月風花
【せつげつふうか】
冬の雪、秋の月、夏の風、春の花ということから四季折々の自然の美しい景色のこと。また、それを鑑賞して、詩や歌を作ったりする風流な様子のこと。 - 千紫万紅
【せんしばんこう】
色とりどりの花が咲き乱れるている情景。さまざまの色彩のこと。 - 百花繚乱
【ひゃかりょうらん】
様々な種類の花が色とりどりにが咲き乱れること。たくさんの優秀な人物が一堂に会する状況。 - 明鏡止水
【めいきょうしすい】
曇りの無い鏡と澄んだ水面のように、邪念がなく、安らかに落ち着いた心境のこと。「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は水が止まって、静かにたたえていること。 - 落花流水
【らっかりゅうすい】
落ちた花が水に従って流れるという意味で、過ぎ行く春の景色や物事の衰えゆくことのたとえ。時がむなしく過ぎ去るたとえ。男女の気持ちが互いに通じ合い、相思相愛の状態にあること。 - 暮色蒼然
【ぼしょくそうぜん】
夕暮れになって、徐々にあたりが薄暗くなっていく様子。「暮色」は夕暮れどきの薄暗い景色のこと。「蒼然」は日暮れどきの薄暗さのこと。 - 高山流水
【こうざんりゅうすい】
高い山と流れる水。すぐれて巧みな音楽、絶妙な演奏のたとえ。けがれのない澄んだ自然のこと。 - 脣星落落
【しんせいらくらく】
明け方の星が一つ一つ消えて行くように大切な物が一つ一つ消えて行く哀しさ。 - 一片氷心
【いっぺんのひょうしん】
汚れなく、清らかで澄んだ美しい心のこと。「一片」は、ひとかけら。「氷心」は、氷のように透明な心のこと。 - 桜梅桃李
【おうばいとうり】
桜、梅、桃、李(すもも)のことで、それぞれが独自の能力の花を咲かせること。 - 雲外蒼天
【うんがいそうてん】
試練を努力して乗り越えれば快い青空が望めるという意味。 - 花天月地
【かてんげっち】
沢山の花が咲いている大地を月が明るく大地を照らす景色。 - 雪魄氷姿
【せっぱくひょうし】
梅の花のこと。 梅の花が雪冬の終わりに、白い花をつけることから、清く澄んだ心を持った人のたとえ。四季折々の自然の美しい景色のこと。 - 羞花閉月
【しゅうかへいげつ】
花も恥じらい、月も隠れるほどの容姿のすぐれた美しい女性のたとえ。 - 嵐影湖光
【らんえいここう】
山の精気と湖面の輝きのことで、山水の美しい風景の形容。 - 柳緑花紅
【りゅうりょくかこう】
物事が自然のまま、人の手を加えられていないことのたとえで、春の美しい景色のこと。 - 柳暗花明
【りゅうあんかめい】
柳は葉が茂って暗く、花は咲きにおって明るいこと。春の景色の美しいことをいう。
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