冬の美しい風の表現
- 颪(おろし)
- 冬季に山から吹き下ろす風。
- 情景:冬の山里で、冷たい颪が吹き下り、枯れ木の葉を散らす。
- 凍風(いてかぜ)
- 冷たい冬の風。
- 情景:冬の寒空に凍風が吹き、凍えるような寒さが広がる。
- 風花(かざはな)
- 晴天に、風にのって飛んでくる雪のこと。
- 情景:冬の晴れた日に、風花が舞い、銀世界が広がる。
- 北颪(きたおろし)
- 冬に山から吹き下ろす北風。
- 情景:冬の山々から北颪が吹き下り、寒さが一層厳しくなる。
- 雪風(ゆきかぜ)
- 雪と風。また、雪まじりの風。
- 情景:冬の夜、雪風が吹き、雪が舞い上がる。
その他の風の美しい表現
- 時化(しけ)
- 荒れた海、または暴風を表す言葉。
- 情景:冬の海が時化で荒れ狂い、波が高く打ち寄せる。
- 凪(なぎ)
- 風がやみ、波が穏やかになること。
- 情景:嵐の後、海が凪いで静かになり、鏡のような水面が広がる。
- いなさ
- 南東の風。特に、台風期の強風をさしていう。
- 情景:台風が接近し、いなさが吹き荒れる海辺。
- 暮風(ぼふう)
- 夕暮れに吹く風。
- 情景:夕暮れ時、暮風が吹き、日が沈むのを感じる。
- 夕風(ゆうかぜ)
- 夕方に吹く風。
- 情景:夕焼けの空に夕風が吹き、穏やかな一日の終わりを告げる。
- 朝凪(あさなぎ)
- 海岸地方で、陸風から海風に交代する朝方に、一時無風状態になること。
- 情景:海岸で、朝凪が訪れ、静かな海が広がる。
- 追風(おいて)
- 後ろから吹いてくる風。
- 情景:船が追風を受けて、順調に進む様子が見える。
- 朝明の風(あさけのかぜ)
- 朝の風。
- 情景:日の出とともに朝明の風が吹き、新しい一日の始まりを告げる。
参考:「いいたいこと」から引ける大和言葉辞典
goo辞書
日本語には、自然や季節を美しく表現する大和言葉が数多くあります。『風』に関するこれらの言葉を知ることで、日常生活に彩りを添え、より豊かな表現力を身につけることができます。ぜひ、この機会に「風」に関する大和言葉を覚えて、語彙力を高めましょう。
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