日本の豊かな文化と歴史は、独特な「和」の精神を象徴する言葉によって紡がれてきました。ここでは、美しくも力強い「和」を感じさせて、ちょっとカッコイイ日本の古い言葉を集めました。読み方と共に、それぞれの言葉が持つ深い意味を紹介します
※ 掲載されている情報の正確さにはできる限り留意していますが、誤り等がありましたらお知らせください。意味、詳細等は辞書などでご確認ください。
「和」を感じる日本の古い言葉 一覧
- 侘び寂び(わびさび)
美の一形式で、質素で静かな美しさや、移ろいゆく自然の美しさを愛でる心。 - 下駄(げた)
木製の台と鼻緒で作られた日本の伝統的な履物。 - 倭文(しず)
古代日本の文様や装飾文様の一種。 - 刀鍛冶(かたなかじ)
刀などの日本刀を鍛える職人。 - 勅(みことのり)
天皇の命令。古代から中世にかけての日本で用いられた。 - 十六夜(いざよい)
満月の翌夜、月齢約16の夜。情緒あふれる日本の夜の表現。 - 十手(じって)
江戸時代の警察官や役人が使用した短刀。 - 半首(はつぶり)
顔面を防御する武具。 - 地車祭(だんじりまつり)
地域の守り神を祭るため、だんじり(大型の山車)を曳行する日本の祭り。 - 境内(けいだい)
神社や寺院の敷地内のこと。 - 天狗(てんぐ)
山や森に住むとされる、鼻が長い伝説上の生き物。修行僧や武人の霊が化身したものとされる。 - 如月(きさらぎ)
旧暦の2月を指す言葉。寒さがまだ続く時期を表す。 - 屠蘇(とそ)
正月に飲む酒。 - 帯留め
着物の帯を飾るために使うアクセサリー。 - 帷子(かたびら)
薄手の衣服。夏に着用されることが多い。 - 弓手(ゆんで)
弓道で、弓を扱う手のこと。 - 弭巻(はずまき)
弓の弦を巻きつけて保護するための布や革の帯。 - 御灯明(みあかし)
神社や寺院で行われる、灯籠に灯をともす儀式やその灯り。 - 御神酒(おみき)
神前で供えられる酒。神事や祭りで用いられる。 - 微睡(まどろみ)
うとうとと眠ること。心地よい眠りのさまを表す。 - 手繦(たすき)
肩から斜めにかけて背中で結ぶ、布製の帯。衣服の袖を留めたり、荷物を持ち運ぶのに使う。 - 手裏剣(しゅりけん)
忍者が使ったとされる、投げて使う小型の武器。 - 投扇興(とうせんきょう)
扇を投げて、立てた目標に当てる遊び。江戸時代に流行した。 - 探湯(くかたち)
熱湯に手を入れてものを探ること。 - 提灯(ちょうちん)
中に灯りを入れて持ち運べる、紙や布で作られた照明具。 - 擬宝珠(ぎぼし)
建築物の装飾の一つ。手すりの端などに見られる球形の装飾。 - 数寄屋(すきや)
茶道の精神に基づいて建てられた、日本の伝統的な建築様式。 - 数珠(じゅず)
仏教で用いられる、祈りや読経の際に手に持つ連なった珠。 - 時雨(しぐれ)
秋から冬にかけて断続的に降る雨。また、その時期を指す。 - 晒布(さらし)
布を晒して白くしたもの。軽やかで涼しい素材として用いられる。
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