- 跼天蹐地(きょくてんせきち)
びくびくとおびえながら生活すること。天を仰げず地を踏みしめることもできないような、極度の緊張や恐れの状態。 - 倶不戴天(ぐふたいてん)
絶対に許すことのできない相手を指す言葉。「同じ空の下では生きていられないほどの敵」という意味。 - 敬天愛人(けいてんあいじん)
天を敬い、すべての人を思いやる心を持つこと。西郷隆盛が好んだ言葉として有名。 - 向天吐唾(こうてんとだ)
人に悪意を向けると、結局は自分に返ってくるという教訓。「天に唾を吐けば自分にかかる」ことのたとえ。 - 国色天香(こくしょくてんこう)
非常に美しく、香り高い女性を形容する言葉。もとは牡丹の美しさを表す表現。 - 壺中之天(こちゅうのてん)
世間から離れた、別世界のような理想郷や夢のような時間。現実を忘れさせる空間。 - 参天弐地(さんてんじち)
天にも地にも匹敵するような、大きな徳や功績を持つことのたとえ。 - 縮地補天(しゅくちほてん)
地を縮め、天を補うように、常識を超えた改革や偉業を行うこと。大規模な改革のたとえ。 - 上下天光(しょうかてんこう)
空と水面が光でひとつに溶け合い、輝いているさま。自然の美しい情景を表す言葉。 - 震天動地(しんてんどうち)
天地が揺れるほどの大事件や大騒動。音や衝撃が非常に大きいことのたとえにも使う。 - 水光接天(すいこうせってん)
水面に映る光が空とつながるように広がり、遠くまで続いて見える様子。 - 水天一碧(すいてんいっぺき)
海や湖の水と空がひと続きのように広がり、全体が深い青色で染まっている情景。 - 水天彷彿(すいてんほうふつ)
海と空の境目がぼんやりして、どこからが水でどこまでが空か分からないような幻想的な風景。 - 青天霹靂(せいてんのへきれき)
快晴の空に突然雷が鳴るように、思いがけず起こる衝撃的な出来事。青天の霹靂。 - 青天白日(せいてんはくじつ)
よく晴れた空と明るい太陽のように、後ろ暗さのない潔白な心。無実であることが明らかになる意味も。 - 石破天驚(せきはてんきょう)
詩や音楽、行動があまりに見事で、人々を驚かせるほどのインパクトがあること。 - 則天去私(そくてんきょし)
私心を捨てて、自然の法則や大いなるものに従って生きる姿勢。夏目漱石が理想とした境地として有名。 - 戴盆望天(たいぼんぼうてん)
頭に盆を載せて天を仰げないように、相反する2つのことを同時に叶えるのは難しいというたとえ。 - 談天雕竜(だんてんちょうりゅう)
深くて壮大な話をすること。また、話は立派だが現実には役に立たない無駄話のたとえにも使う。 - 地平天成(ちへいてんせい)
世の中が安定して、天地が調和している状態。平和で秩序が保たれている様子。
『天』の付く四字熟語一覧 97種類|意味・読み方付きリスト

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