- 春隣
【はるとなり】: 春がすぐそばに来ていること。冬の終わりに感じる、春の訪れの近さ。 - 時雨
【しぐれ】: 冬の季節に降る、断続的な雨や霧雨。秋から冬にかけての悲しげで情緒あふれる雰囲気を象徴する。 - 時雨傘
【しぐれがさ】: 時雨をしのぐための傘。しっとりとした雨の日にさす、風情ある傘のこと。 - 暮歳
【ぼさい】: 年の終わり。一年が暮れようとする時期。 - 朝時雨
【あさしぐれ】: 朝に降る時雨。冷たい朝の空気と共に降る、切ない雰囲気の雨。 - 朝霜
【あさしも】: 朝、草木や地面に降りる霜。夜間の冷え込みで水蒸気が凍結し、朝方に白い霜となって現れる。 - 木枯らし・凩
【こがらし】: 冬に吹く冷たい風。特に、冬を感じさせる強い北風のこと。 - 枯園
【かれぞの】: 草木が枯れた庭園。冬の訪れと共に、生命力を失い静寂を纏う庭の風景。 - 枯木星
【かれきぼし】: 枯れ木上に見える星の配置。 - 枯木道
【かれきみち】: 枯れた木々が立ち並ぶ道。冬の季節に特有の、寂しいが美しい風景を提供する。 - 枯野
【かれの】: 枯れた野原。冬に入り、草木が枯れて茶色くなった広大な野を指す。 - 梅初月
【うめはつづき】: 陰暦12月の異称。梅が初めて咲く月。初春を告げる梅の花が開花する時期。 - 樹氷
【じゅひょう】: 樹木が霧氷に覆われた状態。冷気と霧が結合して、樹木に美しい氷の花を咲かせる現象。 - 樹霜
【じゅそう】: 樹木に付着した霜。特に、冷え込む冬の朝に見られる、樹木を美しく覆う霜。 - 氷の花
【こおりのはな】: 窓ガラスなどにできる霜の結晶。寒い冬の朝、窓に見られる繊細な模様。 - 氷柱
【つらら】: 屋根の縁などから垂直に下がる氷の塊。冷え込みが厳しい冬に形成される。 - 氷海
【ひょうかい】: 海が凍結した状態。極地や極寒地域で見られる、厳しい寒さの象徴。 - 氷湖
【ひょうこ】: 湖が全面的に凍結した状態。冬の寒さにより、湖の水が固まってしまう現象。 - 深雪
【みゆき】: 深く積もった雪。冬の雪深い地域で見られる、地面を厚く覆う雪。 - 炉開き
【ろびらき】: 冬の始まりに、暖炉や囲炉裏を使い始めること。冬の寒さに備えて、家の中を暖める準備をする行事。 - 狐火
【きつねび】: 自然発火や生物発光現象による不思議な光。昔話や伝承によく登場し、冬の夜などに神秘的な雰囲気を醸し出す。 - 玄冬
【げんとう】: 冬の一番寒い時期。深く厳しい冬のこと。 - 短日
【たんじつ】: 日照時間が短いこと。冬至を中心とした冬の期間に特に顕著。 - 神楽宿
【かぐらやど】: 神楽を奉納する場所。または、神楽を演じる人々が宿泊する場所。神々と人々を結ぶ儀式が行われる場所で、冬の祭事によく登場する。 - 神楽歌
【かぐらうた】: 神楽の際に歌われる歌。神への奉納や感謝を込めた、神聖な歌。 - 神無月
【かんなづき】: 旧暦の10月。全国の神々が出雲大社に集まるとされる月。直接的な冬の文脈ではないが、年間の周期の中で特別な意味を持つ。 - 空風
【からかぜ】: 冷たく乾燥した風。冬に吹くと、より一層冷たさを感じさせる。 - 立冬
【りっとう】: 二十四節気の一つで、冬が始まることを示す日。この日から冬とされる。 - 立氷
【たちひ】: 水面が初めて凍ること。冬の寒さが本格化し、池や川の水が氷結する瞬間。 - 節季仕舞
【せっきじまい】: 季節が終わることを告げる行事や儀式。特定の季節の終わりを悼み、次の季節を迎える準備をする。
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