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最強の女性悪魔 20選|リリスの正体・ユダヤ悪魔学・ゴエティアの女悪魔 一覧

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女性悪魔 20選|リリスの正体・ユダヤ悪魔学・ゴエティアの女悪魔 一覧 伝統・文化
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夜の闇にそっと名を残してきた“女性悪魔”たち。
リリス、ラマシトゥ、グレモリー――。

どこか妖しく、美しく、そして少し怖い存在ですが、実はその多くが物語や創作の中でイメージが膨らんだもので、文献に実際に記録されている「女性の悪魔」は驚くほど少ないことをご存じでしょうか。

本記事では、古代メソポタミアからユダヤ伝承、キリスト教の魔導書にいたるまで、“歴史上の文献に登場する女性悪魔”だけを丁寧に選びました。

彼女たちが恐れられ、語り継がれてきた背景には、人の不安や願い、生き方までも映し出す深い象徴が隠れています。
神話の中に息づく、妖しくも魅力的な女性悪魔の世界へ――
どうぞ、ゆっくりと足を踏み入れてみてください。

 

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最強の女性悪魔 一覧

1. リリス(Lilith)

属性:誘惑・夜・風・死産・自由意志・反逆

リリスはユダヤ神話において最古の女悪魔とされ、アダムの「最初の妻」として語られる伝承が最も有名です。彼女はアダムに従うことを拒み、神の名を唱えてエデンから逃れたという“反逆”の象徴でもあります。 夜に飛び回り、若者を誘惑し、乳幼児を脅かす存在として古代から恐れられました。 一方で、自由と自己決定の象徴として現代では再評価もされる複雑な悪魔です。

2. リリートゥ(Lilitu)

属性:風・夜・病・不吉・吸精・誘惑

リリートゥはメソポタミアの悪魔体系に登場する女性悪魔で、リリスの原型とされる存在です。 風に乗って襲来し、人間の家に侵入して病気や不幸をもたらすと信じられていました。 リリスより古く、紀元前2000年頃の碑文にも記録が残っている由緒ある“女性デーモン”。人の精気や乳を奪うとされ、古代バビロニアでは強い恐怖対象でした。

3. アルダト・リリー(Ardat Lili)

属性:性愛・幻惑・悪夢・病・衰弱

アルダト・リリーは若い女性の姿で男性のもとに現れ、性的接触を持つことで精気を奪う悪魔です。 サキュバスの“原型の一つ”とも言える存在で、古い楔形文字文献にも登場します。 彼女と交わった男性は衰弱し、時に死に至ると記されています。 悪夢の中で接触してくるため、精神的な幻惑の属性も強いとされます。

4. ナアマ(Naamah)

属性:誘惑・歌・魅惑・堕落・淫蕩

ナアマは“ソドムの罪”と関連づけられ、音楽や歌声で人間を惑わせる女性悪魔です。 リリス・アグラット・マハラトと並んで「ユダヤの四大魔女」の一柱とされます。 彼女の歌声は人の理性を奪い、禁断へ導くと伝えられ、誘惑属性の中でも最も“精神を揺さぶる力”を持つ悪魔とされています。

5. アグラット・バット・マハラト(Agrat bat Mahlat)

属性:堕落・夜行・魔女の女王・淫乱・指揮官・災厄

アグラットは「堕落の女性悪魔」にして“魔女たちを率いる女王”とされる強大なデーモンです。 夜を支配し、数百の悪霊を従えて空を駆ける姿が古文献に描かれています。 彼女が率いる悪霊たちは都市に災厄をもたらし、男を破滅へ追い込み、夢の中で罪を囁くとされました。 ナアマやリリスを上回る指揮能力を持つ、ユダヤ悪魔学の中でも特に強力な存在です。

6. マハラト(Mahlat / Machaloth)

属性:堕落・淫蕩・闇・不和・精神汚染

マハラトはアグラットの母として記されることが多い女悪魔で、その名は「許されざる(赦されない)者」を意味すると解釈されることがあります。 彼女は堕落と不和を司る存在とされ、人間の思考を濁らせ、秩序ある生活から逸脱させる精神的影響力を持つとされました。 その性質は“意志の弱さにつけ込む”タイプの悪魔であり、直接的な破壊よりも心理的腐敗と道徳の崩壊を誘発する点が特徴です。

7. エイシェト・ゼヌニム(Esheth Zenunim)

属性:売春・堕落・欲望・禁忌・罪の象徴

エイシェト・ゼヌニムは、文字通り「売春の霊(Spirit of Whoredom)」としてユダヤ悪魔学に登場します。 その本質は“罪への導き”であり、禁断の行為・不道徳・過度な欲望を煽り、社会や家庭の秩序を破壊する存在とされています。 彼女はしばしばリリスと並び「女性の快楽と罪悪感の二面性」を象徴する悪魔として引用され、性的堕落の具現化として恐れられました。

8. エストリエ(Estrie)

属性:吸血・変身・夜行性・病・呪い

エストリエはユダヤ民間伝承に現れる吸血性の女性悪魔で、姿を変えて人間社会に紛れ込む能力を持つとされます。 少女や若い女性に化けて近づき、眠っている人の血を吸い、時に生命力そのものを奪うとも言われました。 また、エストリエの能力には魔術的な“邪視”や呪いも含まれ、病気や衰弱の原因として恐れられたことが特徴です。

9. ラマシトゥ(Lamashtu)

属性:死産・疾病・呪殺・悪意・夜・母子への害

ラマシトゥは古代メソポタミアの悪魔体系における最強クラスの女悪魔で、母親と乳児に害を及ぼす存在として恐れられました。 人間の血を飲み、子どもを奪い、母親に幻覚や悪夢をもたらすといった行動が楔形文字文献に具体的に書かれています。 その強大さから、他の悪魔や神々でさえ彼女を恐れたと伝えられ、まさに“純粋な悪意”を体現する恐怖のデーモンです。

10. グレモリー(Gremory / Gomory)

属性:愛・財宝・予言・水・女性美・支配

グレモリーはソロモン72柱の中で珍しく“美しい女性の姿”で現れると記された正式な悪魔です。ラクダに乗り、未来に関する知識や隠された財宝の場所を教えるとされています。 また、恋愛や人間関係に関する問題に強い影響を与える悪魔としても知られ、召喚者に対して“愛情・忠誠・魅力”をもたらす力を持つとされる特異な存在です。 ゴエティア悪魔の中で唯一確実な女性悪魔である点が非常に重要です。

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