8) Sustainability & Social Impact|サステナ・社会価値
ESG、SDGs、地域共生など、価値の「持続」と「良い影響」を掲げるカテゴリ。企業理念、環境報告、社会貢献活動に最適。
- Sustainability in Action(行動するサステナビリティ)
理念だけでなく、具体的な取り組みを示すスローガン。 - For a Better Tomorrow(より良い明日のために)
世代を超えた希望と責任を伝える王道フレーズ。 - Better Business, Better World(良いビジネスが良い世界を創る)
経済活動を通して社会価値を生むCSV(共有価値創造)理念。 - Responsibility at Scale(規模ある責任)
大企業・多国籍企業の社会的インパクトを意識。 - Future Positive(未来を前向きに)
希望・進歩・楽観のエネルギーを感じさせる表現。 - Planet First, People Always(地球を第一に、人を常に中心に)
環境保全と人間尊重を両立するバランス型スローガン。 - Purpose Beyond Profit(利益を超えた存在意義)
企業の“なぜ存在するか”を問うパーパス経営の核心。 - Progress with Purpose(意義ある前進)
数字だけでなく、社会的な意味を伴う成長を表現。 - Greener by the Day(日々、よりグリーンに)
持続的改善・環境負荷低減を継続する姿勢。 - Act Now for Next(次世代のために、今動く)
行動の緊急性を訴えるタイムクリティカルな表現。 - Circular by Design(設計段階から循環型へ)
プロダクトやサービスの初期設計から再生を意識。 - Together for Good(より良い未来へ、ともに)
企業・行政・市民が連携する協働の象徴。
9) Simplicity & Efficiency|シンプル・効率・分かりやすさ
複雑さを削ぎ落とし、本質を突く。UI/UX、プロダクト設計、業務改善など“わかりやすさ”を価値に変えるスローガン。
- Simplify Your World(世界をシンプルに)
日常や業務をわかりやすく、直感的にする発想。 - Simplifying Excellence(卓越をシンプルに)
高品質を難解にせず、手軽に届ける哲学。 - Designed for Clarity(明瞭さのために設計)
構造・情報設計・UIデザインの理念を端的に表す。 - Complexity, Solved(複雑さ、解決)
難解な課題をスマートに処理するバックエンドの力。 - Make It Simple(シンプルにしよう)
チーム文化・行動指針としても使える標語型フレーズ。 - Seamless by Default(標準でシームレス)
連携性・統合性が初期設計から備わっている強み。 - Frictionless by Design(設計思想で摩擦ゼロへ)
顧客体験の流れを最短化する理念を明確に表現。 - Efficiency That Empowers(力になる効率)
単なる省力化でなく、“成果を生む効率”を強調。 - Essential, Not Excess(過不足なく本質だけ)
無駄を削ぎ落としたミニマルな哲学。 - Streamline to Shine(磨くために整流化)
プロセス改善をブランド価値向上と結びつける表現。 - Clarity Creates Confidence(明快さは信頼を生む)
透明な情報開示や理解しやすい設計で信頼を築く。 - Simple. Powerful.(シンプル、なのに強い)
最小限の要素で最大限の成果を発揮。
10) Performance & Reliability|性能・堅牢・結果主義
耐久性・精度・再現性・稼働率など、「任せられる強さ」を伝えるスローガン。製造・インフラ・IT・物流など信頼性重視の業界に最適。
- Ultimate Performance. Endless Possibilities.(究極の性能、無限の可能性)
ハイエンド機器・最先端技術・上位モデル訴求に最適。 - Performance You Can Trust(信頼できる性能)
現場の確実な稼働・信頼性を保証するメッセージ。 - Engineered to Endure(耐久のための設計)
過酷環境や長期運用にも耐える堅牢性を強調。 - Built to Last(長く使える設計)
ものづくりの原点・長寿命設計の理念。 - Reliability, Redefined(信頼性の再定義)
既存の基準を超える信頼性を示す革新系表現。 - Precision in Every Detail(細部まで精緻)
高精度加工・医療機器・測定技術に最適。 - Results that Matter(意味ある結果を)
実用的・成果主義・ROI重視の姿勢を伝える。 - On Time. Every Time.(いつでも、期日厳守)
物流・製造・B2Bなど納期遵守が信頼の鍵となる分野に。 - Power You Can Count On(頼れるパワー)
安定した出力・動作・エネルギー供給を象徴。 - Ready When You Are(いつでも即応)
迅速なサポート・システム稼働率をアピール。 - Committed to Results(成果にコミット)
責任と成果の両立を明確に示すコンサル的表現。 - Deliver More Every Day(毎日、期待以上を届ける)
継続的改善・品質向上・顧客満足を体現する言葉。
結論 英語スローガンを選ぶ際のポイント
英語スローガンを選ぶ際に重要なポイントを整理します。グローバル・ブランド・共感・信頼感を高めるための観点です。
● ターゲットと価値の明確化
まず、自社/ブランドが誰に対して、どんな価値を提供するかを明確にしましょう。成功例として、Nikeの “Just Do It” が「行動を起こせ」という明確な呼びかけを含んでいる点が挙げられます。
スローガンがターゲットのニーズや期待に寄り添っているかが鍵です。
● 短く、覚えやすく、感情に響く言葉で
良いスローガンは、簡潔で響きがよく、記憶に残ります。
また、パワーワード(“future”、“together”、“innovation”など)を活用することで感情的な訴求力が高まります。
● ブランド個性との整合性
スローガンはブランドの「核」に響くものである必要があります。既存のスローガン例では、Appleの “Think Different” が「既成概念を疑い、革新する」というブランド価値を端的に示しています。
自社のミッション・ビジョン・カルチャーとズレがないか、慎重に検討を。
● グローバルに通用する表現を選ぶ
海外展開や多言語対応を考えるなら、英語スローガンが持つグローバルな響きは大きな強みです。ただし用語やニュアンス、文化的な受け止められ方にも配慮を。
例として、“Global Vision, Local Heart” のように「世界と地域の両方に向かう」というメッセージを含んだフレーズが使いやすいです。
● 実行・体現できることを裏付ける
スローガンはただ掲げるだけでなく、その言葉通りに行動し、体現することで信頼を得ます。消費者・パートナーが「言ってるだけではない」と感じるブランドは強いです。
FAQ よくある質問
Q1. 英語スローガンとタグラインの違いは何ですか?
A1. スローガン(slogan)は企業やブランドの理念・使命・価値を簡潔に表現し、広告活動など広く使われます。一方、タグライン(tagline)はブランド名とともに使われる短いフレーズで、ブランド認知を支える役割が強いとされています。
Q2. 英語スローガンを日本で使う際の注意点は?
A2. 日本語市場でも英語スローガンを使う場合、以下の点に留意しましょう。
- 英語が伝わらない/誤解される可能性があるため、日本語訳や補足を用意する。
- 英語表現がブランドの日本語メッセージとズレていないか統一感を持たせる。
- 文化的・言語的にネガティブな意味や誤解を招く表現でないかを確認する。

Comment