夏の言葉集め:夏を感じる美しい・綺麗な言葉を一覧にまとめた夏の情景を感じる言葉集です。夏を代表する和風の言葉とその読み方・意味を紹介します。
夏という季節は、日本の文化や風土に深く根ざした美しい言葉が数多く存在します。暑さや季節の移り変わりを詠った古典から、日常生活で用いる言葉まで、和風の繊細さと美しさを感じさせる表現が豊かに揃っています。ここでは、夏の風物詩や季節感を味わうために不可欠な言葉を集めました。ぜひ、夏の訪れを感じる言葉たちに触れながら、和の風情をお楽しみください。
夏を感じる美しい言葉一覧
※ 掲載されている情報の正確さにはできる限り留意していますが、誤り等がありましたらお知らせください。意味、詳細等は辞書などでご確認ください。
- 三伏
【さんぷく】夏の暑い時期にあたる三つの期間を指す。 - 五月
【さつき】旧暦の五月。新暦の6月から7月ごろにあたり、初夏の時期。 - 入梅
【にゅうばい】梅雨の始まり。 - 初夏
【しょか】夏の初め。春から夏にかけての時期。 - 半夏生
【はんげしょう】夏至の頃に生育する半夏という植物。または、その頃。 - 卯月
【うづき】旧暦の四月。新暦の5月ごろ、春から初夏にかけての時期。 - 土用
【どよう】四季の各季節の終わりにあたる約18日間。特に、夏の土用の期間は暑中見舞いの時期とされる。 - 夏の夕
【なつのゆう】夏の夕方。暑さが和らいできて、ほっと一息つける時間。 - 夏の夜
【なつのよる】夏の夜。暑さが残るが、それでいてどこか心地よい夜。 - 夏の宵
【なつのよい】夏の初夜。日が沈んでから夜が更けるまでの涼しい時期。 - 夏の暁
【なつのあかつき】夏の早朝。夜が明けて日が昇る前の涼やかな時期。 - 夏の朝
【なつのあさ】夏の朝。日の出と共に暑さが始まる時間。 - 夏の果
【なつのはて】夏の終わりの頃。夏の盛りが過ぎ、徐々に秋へと移り変わる時期。 - 夏めく
【なつめく】夏らしくなる。夏の気配が漂い始めること。 - 夏至
【げし】太陽が一年で最も北に達する日。夏の始まりを告げる節目。 - 夜の秋
【よのあき】夜になると秋の気配を感じること。特に夏の終わりごろに感じる涼しさ。 - 大暑
【たいしょ】二十四節気の一つ。一年で最も暑い時期を指す。 - 晩夏
【ばんか】夏の終わり頃。秋に移り変わる前の時期。 - 梅雨寒
【ばいうぜん】梅雨の時期に感じる肌寒さ。 - 極暑
【ごくしょ】非常に暑い時期。猛暑をさらに強調した表現。 - 水無月
【みなづき】旧暦の六月。新暦では7月にあたり、夏の真っ只中。 - 涼し
【すずし】暑さが和らいで心地よい。 - 灼く
【やく】強い日差しなどで非常に暑い。 - 炎昼
【えんちゅう】日中の強い日差しによる暑さ。炎天下の昼間。 - 皐月
【さつき】旧暦の五月。新暦では6月にあたり、初夏の季節。 - 盛夏
【せいか】夏の最も暑い時期。夏の盛り。 - 短夜
【みじかよ】日の出が早く、日の入りが遅い夏の夜。夜が短いこと。 - 秋近し
【あきちかし】秋が近づいていること。夏の終わりに感じる季節の移り変わり。 - 立夏
【りっか】二十四節気の一つ。夏が始まることを告げる節目。 - 薄暑
【はくしょ】そこまで強くない暑さ。初夏のやや暑い程度。 - 麦の秋
【むぎのあき】麦が収穫される時期。初夏。 - 夏の日
【なつのひ】夏の日中。特に暑い日差しが特徴。 - 夏の空
【なつのそら】夏の青く澄んだ空。時には雲一つないことが特徴。 - 夏の雲
【なつのくも】夏に特有の、白く大きな積乱雲。 - 雲の峰
【くものみね】雲が山のように積み重なって見える様子。特に夏に見られる。 - 夏の月
【なつのつき】夏の夜に見る月。暑さの中にあっても涼しげな印象を与える。 - 南風
【みなみかぜ・はえ】夏に吹く暖かい風。 - 黒南風
【くろはえ】夏に吹く、湿度が高く暑い南風。 - 青嵐
【あおあらし】夏に発生する強い風。時には雷を伴うこともある。 - 薫風
【くんぷう】春から夏にかけて吹く、心地よい暖かい風。 - 朝凪
【あさなぎ】朝、海や湖が風がなく穏やかである状態。 - 夕凪
【ゆうなぎ】夕方、海や湖が風がなく穏やかである状態。 - 夏の雨
【なつのあめ】夏に降る雨。短時間で激しく降ることが多い。 - 卯の花腐し
【うのはなくさし】梅雨時に卯の花が湿気で腐ることから、梅雨を指す言葉。 - 梅雨
【ばいう】5月から7月にかけて、長期にわたって断続的に降る雨。日本特有の季節現象。 - 空梅雨
【からつゆ】梅雨期間中に雨が少ないこと。 - 五月雨
【さみだれ】早夏に断続的に降る長雨。梅雨の別称。 - 虎が雨
【とらがあめ】激しい雷雨。突然に降り出す夏の豪雨。 - 夕立
【ゆうだち】夏の夕方に突然降り出す短時間の激しい雨。 - 喜雨
【きう】農作物にとって必要な雨。特に乾燥していた時に降る雨を喜ぶことから。 - 雲海
【うんかい】山間部などで、雲が海のように広がっている様子。 - 雷
【かみなり】雲と雲、または雲と地上の間で起こる放電現象。音と光を伴う。 - 梅雨晴
【つゆばれ】梅雨の時期に - 珍しく晴れる日。
- 五月闇
【さつきやみ】新緑の季節に、木々の葉が茂り始めて暗く感じる時期。 - 朝曇
【あさぐもり】朝方、曇っている天気。 - 朝焼
【あさやけ】朝日が昇るときに空が赤く染まる現象。 - 夕焼
【ゆうやけ】夕日が沈むときに空が赤く染まる現象。 - 日盛
【ひざかり】日中が最も暑い時期。夏の真っ最中を指す。 - 西日
【にしび】夕方に西の方向から射す日光。 - 炎天
【えんてん】夏の焼けつくような空・天気。 - 油照
【あぶらてり】夏の日差しによって、物が輝くかのように見える現象。 - 片蔭
【かたかげ】日差しから一部が遮られている陰。涼しい場所を求める夏の情景を表す。 - 旱
【ひでり】長期間雨が降らないことで、水不足になる状態。 - 五月晴
【さつきばれ】五月(旧暦の5月、新暦でいう6月頃)の晴れた日。新緑が美しい清々しい晴天を指す。 - 五月曇
【さつきぐもり】五月(旧暦の5月、新暦でいう6月頃)の曇り天。晴れ間が期待されるが一時的に曇る天気。 - 五月空
【さつきぞら】五月(旧暦の5月、新暦でいう6月頃)の空。澄み切った空気と新緑の明るさが特徴。 - 五月雨
【さみだれ】早夏に断続的に降る長雨。梅雨の別称。 - 五月雲
【さつきぐも】五月(旧暦の5月、新暦でいう6月頃)に見られる雲。春から初夏にかけての変わりやすい天候を象徴。 - 初夏
【しょか】夏の始まり。温かくなり、自然が活発になる時期。 - 半夏雨
【はんげあめ】夏至の頃に降る雨。半夏生の時期に降ることから。 - 卯の花曇
【うのはなぐもり】卯の花が咲く時期(春から初夏)に見られる曇り空。 - 卯月
【うづき】旧暦の四月。春の終わりから初夏にかけての時期。 - 卯月曇
【うづきぐもり】卯月に見られる曇り天。春雨を連想させる。 - 夏の別れ
【なつのわかれ】夏が終わり、秋へと移り変わる時期。夏の終わりを惜しむ心情を表す。 - 夏の天
【なつのてん】夏の空。晴れ渡り、時には強い日差しが特徴。 - 夏の星
【なつのほし】夏に見られる星。夜空がクリアになりやすく、星がよく見える。 - 夏の暮
【なつのくれ】夏の夜暮れ。夕闇が訪れ、一日の暑さが和らぐ時。 - 夏の月
【なつのつき】夏の夜に見る月。夜風と共に涼やかな光を放つ。 - 夏の雨
【なつのあめ】夏に降る雨。急な雷雨や夕立などが特徴。 - 夏の雲
【なつのくも】夏に特有の雲。積乱雲が発生しやすく、天気が急変する。 - 夏の霜
【なつのしも】夏に現れる霜。比喩的な表現で、夏には現れない。 - 夏の霞
【なつのかすみ】夏の朝や夕方に見られる薄い霞。熱気で空気がぼんやりと見えることから。 - 夏の霧
【なつのきり】夏に発生する霧。朝夕の冷え込みや湿度の高い地域で見られる。 - 夏の露
【なつのつゆ】夜間の冷え込みで植物につく露。夏の夜の清涼感を象徴。 - 夏の風
【なつのかぜ】夏に吹く風。涼しげで心地よいことが多い。 - 夏めく
【なつめく】夏らしくなること。夏の気配が感じられるようになる。 - 夏山家
【なつやまが】夏を過ごすための山の家。避暑地に建つ別荘など。 - 夏山路
【なつやまじ】夏の山を歩く道。自然の緑が豊かで、避暑に適した場所。 - 夏日向
【なつびなた】夏の日差しを受ける場所。強い日差しの中、温かさを感じることができる。 - 夏日影
【なつひかげ】夏の日陰。涼を求める場所。 - 夏柳
【なつやなぎ】夏の柳。風にそよぐ柳の姿が涼しげで美しい。 - 夏桜
【なつざくら】夏に咲く桜の品種。または、夏に桜を思わせる花。 - 夏至
【げし】一年で昼の時間が最も長く、夜が最も短い日。夏の始まりを告げる。 - 夏至の夜
【げしのよる】夏至の夜。一年で最も短い夜。 - 夏至の雨
【げしのあめ】夏至頃に降る雨。農作物にとって重要な時期の雨。 - 夏至夜風
【げしよかぜ】夏至の頃に吹く夜の風。涼しく心地よい。 - 夏至白夜
【げしびゃくや】夏至の時期に高緯度地域で見られる白夜。夜でも薄明るい。 - 夏雨
【なつさめ】夏に降る雨。しばしば急で強いが、涼をもたらす。 - 夕凪
【ゆうなぎ】夕方になると海や湖が風がなく穏やかになること。 - 夕涼
【ゆうすず】夕方に感じる涼しさ。日が沈み、気温が下がることから。 - 夕清水
【ゆうしみず】夕方の清らかな水。夕暮れ時の清涼感を象徴。 - 夕立雲
【ゆうだちぐも】夕立をもたらす雲。夏の夕方に急に現れる。 - 夕立風
【ゆうだちかぜ】夕立の前に吹く風。夕立を予感させる涼やかな風。 - 夜の秋
【よのあき】夜に感じる秋の気配。特に夏の終わりに感じる涼しさを指す。 - 夜半の夏
【よわのなつ】夜半過ぎに感じる夏の特徴。熱帯夜などを指すことも。 - 夜焚
【よたき】夜間に焚火をすること。または、その焚火。 - 大暑
【たいしょ】二十四節気の一つで、一年で最も暑い時期を指す。 - 季夏
【きか】四季の一つ、夏。特定の文脈では夏全体を指すこともある。 - 小暑
【しょうしょ】二十四節気の一つで、大暑の前、夏至と大暑の間の期間。比較的暑くなり始める時期。 - 山清水
【やましみず】山中の清らかで冷たい水。自然の美しさや清涼感を象徴する。 - 山滴り
【やましたたり】山から滴り落ちる水。清冽な水の音や姿を表す。 - 常夏月
【とこなつづき】陰暦6月の異称。 - 微涼
【びりょう】わずかに涼しいさま。暑さの中で感じるわずかな涼しさを表す。 - 慈雨
【じう】植物に恵みをもたらす優しい雨。農作物にとってありがたい雨を意味する。 - 打ち水
【うちみず】地面に水を撒いて涼を取ること。また、その水。夏の風物詩の一つ。 - 早乙女
【さおとめ】田植えをする若い女性。昔の農村では、田植えの時期に若い女性が田んぼで働く姿が見られた。 - 早苗月
【さなえづき】苗を植える月。農作業の一環としての田植えが行われる時期。 - 星涼し
【ほしすずし】星が瞬いている夜が涼しいこと。星明かりの下で感じる涼やかな夜。 - 時鳥の落し文
【ほととぎすのおとしぶみ】時鳥(ホトトギス)が鳴き、その声がまるで手紙のように感じられる情緒的な表現。 - 晩涼
【ばんりょう】夜になって涼しくなること。夏の夜の涼やかな時間帯。 - 月下美人
【げっかびじん】夜に咲いて朝にはしぼむ、美しい白い花。また、その美しさから人の美しさを例えることも。 - 月涼し
【つきすずし】月明かりの下が涼しいこと。夜、月光を浴びながら感じる涼やかさ。 - 朝の蛍
【あさのほたる】朝方に見られる蛍。夜明け前の僅かな時間に見ることができる。 - 朝凪
【あさなぎ】朝、海や湖が風がなく穏やかであること。清々しい朝の静けさを象徴。 - 朝涼
【あさすず】朝方に感じる涼しさ。夜の冷え込みからの清涼感。 - 朝焼け
【あさやけ】夜明け前の空が赤く染まること。新しい一日の始まりを告げる美しい光景。 - 朝虹
【あさにじ】朝、雨上がりに見ることができる虹。新しい朝の始まりを象徴する幸運の兆し。 - 来ぬ秋
【こぬあき】まだ来ていない秋。夏の終わりに秋の到来を待ちわびる心情を表す。 - 梅の雨
【うめのあめ】梅の花が咲く頃に降る雨。春から初夏にかけてのやわらかな雨。 - 梅雨の月
【つゆのつき】梅雨の期間中の月。雨が多く、湿度が高い時期。 - 梅雨の蝶
【つゆのちょう】梅雨の時期に見られる蝶。雨の合間に活動する姿が印象的。 - 梅雨の走り
【つゆのはしり】梅雨が始まる前兆となる雨。梅雨入りの前に断続的に降る雨。 - 梅雨の雷
【つゆのらい】梅雨時によく発生する雷。湿度が高く不安定な気候が雷を引き起こす。 - 梅雨曇
【つゆぐもり】梅雨の期間中の曇り天。雨が降りやすく、晴れ間が少ない。 - 梅雨雲
【つゆぐも】梅雨の時期に発生する雲。湿度が高く、雨をもたらす雲。 - 梅霖
【ばいりん】長く続く梅雨の雨。農作物にとって恵みの雨。 - 梔子の花
【くちなしのはな】夏に白い花を咲かせる植物。芳香があり、夏の香りを象徴。 - 橘月
【たちばなづき】陰暦5月の異称。 - 水無月
【みなづき】旧暦の六月。新暦で言うと7月頃、初夏から盛夏にかけての時期。 - 油照り
【あぶらでり】日差しが強く、物体が輝いて見える様子。特に夏の日差しの下での光景。 - 洒涙雨
【さいるいう】陰暦七月七日に降る雨。涙のように貴重でありがたい雨を表す。 - 海霧
【うみぎり】海から立ち上る霧。海岸近くでよく見られ、幻想的な雰囲気を醸し出す。 - 涼風
【すずかぜ】涼しい風。夏の暑さを和らげてくれる心地よい風。 - 涼風
【りょうふう】同上。涼しい風の意。 - 炎暑
【えんしょ】非常に暑い天候。炎天下の厳しい暑さを表す。 - 短夜
【みじかよ】夏至の頃に見られる、一年で最も短い夜。日の長い夏の特徴。 - 秋の境
【あきのさかい】夏と秋の境目。夏の終わりと秋の始まりを感じさせる時期。 - 秋隣
【あきどなり】秋が近づいている様子。夏の終わりに秋の気配を感じること。 - 立夏
【りっか】二十四節気の一つ。夏が始まるとされる日。 - 紫陽花
【あじさい】雨の多い初夏に咲く花。色鮮やかで、梅雨の季節を代表する花。 - 緑雨
【りょくう】新緑の季節に降る雨。植物にとって恵みとなる雨。 - 翌は秋
【あすはあき】明日はもう秋であるという意味。夏の終わりを告げ、秋の到来を予感させる言葉。 - 花残月
【はなのこりづき】花が散り始める時期。美しさが残るが、終わりに近づいている季節の変わり目。 - 苔清水
【こけしみず】苔が生えた場所に湧く清水。清らかで冷たい水のイメージ。 - 茅花流し
【つばなながし】夏の終わりに行われる行事。茅の輪をくぐって厄を払う、日本の伝統的な行事の一つ。 - 蓮浮葉
【はすうきは】水面に浮かぶ蓮の葉。水面を覆う蓮の葉は、夏の風情を象徴する。 - 薄暑
【はくしょ】それほど強くない暑さ。初夏や夏の終わりに感じる、過ごしやすい暑さ。 - 薄衣
【うすぎぬ】夏に着る薄手の衣服。暑い季節に適した、軽くて涼しい衣類。 - 薫風
【くんぷう】心地よい香りを運んでくる春から夏にかけての風。自然の恵みと感じさせる風。 - 虹の橋
【にじのはし】虹がかかる様子を橋に例えた言葉。美しさや幻想性を象徴する。 - 虹の輪
【にじのわ】虹が形成する円形や半円形の美しい形。自然の神秘性を感じさせる。 - 蛍合戦
【ほたるがっせん】多くの蛍が光りながら飛び交う様子。夏の夜の風情を楽しむ情景。 - 蝉時雨
【せみしぐれ】蝉が一斉に鳴き始めること。夏の盛りを告げる自然の音景色。 - 西日の矢
【にしびのや】夕方に西から射す日光。強い光が矢のように直線的に感じられる様子。 - 賀茂祭
【かもまつり】京都で行われる伝統的な祭り。五月の初旬に賀茂別雷神社(上賀茂神社)と賀茂御祖神社(下鴨神社)で執り行われる。 - 踊花
【おどりばな】花が風に揺れる様子。または、華やかに咲き誇る様子。 - 踊草
【おどりそう】風に揺れる草。生命力あふれる夏の草原を表す。 - 雨の祈
【あめのいのり】雨を願う祈り。特に、農業が盛んな地域では雨乞いが行われることがある。 - 雨の蛍
【あめのほたる】雨の中で光る蛍。雨にも負けずに光る姿が印象的。 - 雨乞鳥
【あまごいどり】雨を呼ぶとされる鳥。または、雨を願うときに鳴く鳥。 - 雨燕
【あまつばめ】雨が降る前に活発に飛び回る燕。雨の予兆として知られる。 - 雨祝
【あめいわい】雨を喜ぶこと。特に農業にとっては、雨が恵みとなるため。 - 雪加
【せっか】雪が加わること。または、雪を感じさせる何かが加わること。 - 雲の峰
【くものみね】雲が山のように積み重なる様子。特に夏に見られる光景。 - 雷声
【らいせい】雷が発する大きな音。夏の嵐を象徴する音。 - 露涼し
【つゆすずし】露によって感じる涼しさ。朝夕の露が涼やかな感覚をもたらす。 - 青嵐
【あおあらし】夏の強い風。青葉を揺らす風を指すことが多い。 - 青梅雨
【あおつゆ】早くから降り始める梅雨。または、梅雨の晴れ間のこと。 - 青田
【あおた】稲が青々と育つ田。初夏に見られる風景。 - 風の香
【かぜのか】風が運んでくる様々な香り。季節や自然の移り変わりを感じさせる。 - 風薫る
【かぜかおる】風に自然の香りが混じっていること。春から夏にかけて、新緑の香りなどが感じられる。 - 風鈴
【ふうりん】風で鳴る鐘。夏の風物詩として、窓辺などに吊るされる。
夏の訪れを彩る和風の言葉の一覧でした。古今東西に渡る夏の言葉の数々を通じて、日本独特の季節感や風情を感じ取るひとときをお楽しみください。和の美しい夏の言葉に触れながら、季節の移り変わりを心ゆくまで味わいましょう。
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