日本の言葉の中には、深い意味を持ち、心に響く美しい表現が数多く存在します。「一」が二度登場する四字熟語は、そんな日本語の豊かさを象徴する一例です。このページでは、「一○一○」と構成される四字熟語を集め、それぞれの読み方と背景にある意味を紹介します。日本の伝統的な価値観や、言葉を通じて伝えられる智慧を感じ取ってみましょう。
「一」が2つ付く四字熟語一覧
※ 掲載されている情報の正確さにはできる限り留意していますが、誤り等がありましたらお知らせください。意味、詳細等は辞書などでご確認ください。
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- 一世一代
【いっせいいちだい】人生でただ一回の重大な機会。 - 一世一元
【いっせいいちげん】一つの天皇の治世で年号を一つだけ使うこと。 - 一世一度
【いっせいちど】生涯に一度しかないこと。 - 一世一期
【いっせいちご】一生を通じての重要な時。 - 一丘一壑
【いっきゅういちがく】自然に囲まれて過ごし、楽しむこと。 - 一五一十
【いちごいちじゅう】最初から最後まで詳細に話すこと。 - 一代一度
【いちだいいちど】その人の一生において一度だけ。 - 一分一厘
【いちぶいちりん】非常にわずかな量。 - 一列一体
【いちれついったい】均一であること。 - 一利一害
【いちりいちがい】良いことと悪いことがある状態。 - 一千一厘
【いっせんいちりん】非常に少ないこと。 - 一印一明
【いちいんいちみょう】一つの契約と一つの真言を唱えること。 - 一即一切
【いっそくいっさい】一つの存在が全体と密接に関わり合っている考え方。 - 一合一離
【いちごういちり】人と人の関係が結ばれたり離れたりすること。 - 一問一答
【いちもんいっとう】質問に対して一つの答えを返すこと。 - 一喜一憂
【いっきいちゆう】状況の変化によって喜びも悲しみも感じること。 - 一嚬一笑
【いっぴんいっしょう】わずかな表情の変化。 - 一国一城
【いっこくいちじょう】他からの支援なしに独立して生活する状態。 - 一失一得
【いっしついっとく】得るものがあれば失うものもある。 - 一字一句
【いちじいっく】文の中の一文字一語を指す。 - 一宿一飯
【いっしゅくいっぱん】通りすがりに短期間世話になること。 - 一弛一張
【いっしいっちょう】厳しくもあり優しくもある対応。 - 一往一来
【いちおういちらい】行ったり来たりすること。 - 一得一失
【いっとくいっしつ】利益がある一方で損失も伴うこと。 - 一心一向
【いっしんいっこう】一つの目的に集中すること。 - 一心一意
【いっしんいちい】一つのことに全力を注ぐこと。 - 一成一旅
【いっせいいちりょ】支配する地域や人口が少ないこと。 - 一挙一動
【いっきょいちどう】ひとつひとつの行動や振る舞い。 - 一日一善
【いちにちいちぜん】毎日一つ良い行いをすること。 - 一朝一夕
【いっちょういっせき】非常に短い時間。 - 一期一会
【いちごいちえ】一生に一度の貴重な出会い。 - 一木一草
【いちぼくいっそう】目の前のすべての存在。 - 一短一長
【いったんいっちょう】長所と短所が共存すること。 - 一笑一顰
【いっしょういっぴん】小さな表情の変化。 - 一長一短
【いっちょういったん】良い面も悪い面もある完全ではない状態。 - 一進一退
【いっしんいったい】進歩と後退が交互に起こること。 - 一遊一予
【いちゆういちよ】遊ぶことと予測すること。 - 一銭一厘
【いっせんいちりん】ごく少額の金銭。 - 一闔一闢
【いっこういちびゃく】開くことと閉じることの繰り返し。 - 一飲一啄
【いちいんいったく】自然の流れに任せて生きること。 - 一飽一襲
【いっぽういっしゅう】必要最低限の生活を送ること。 - 一高一低
【いっこういってい】高い所と低い所があること。 - 一種一瓶
【いっしゅいっぺい】それぞれが一品の料理と一瓶の酒を持ち寄ること。 - 一竜一猪
【いちりょういっちょ】学問をすることとしないことの差が大きいこと。 - 一笑一嚬
【いっしょういっぴん】小さな笑顔や顔の表情の変化。 - 一笑一顰
【いっしょういっぴん】微笑みとわずかな顔のしかめること。 - 一糸一毫
【いっしいちごう】非常に細かいこと。 - 一芸一能
【いちげいいちのう】特定の技術や能力に秀でていること。 - 一草一木
【いっそういちぼく】一つ一つの植物や物事を大切にすること。 - 一薫一蕕
【いっくんいちゆう】良いことは消えやすく、悪いことは除去しにくいこと。 - 一虚一実
【いっきょいちじつ】実際と虚構が混在している状態。 - 一虚一盈
【いっきょいちえい】不定で予測がつかないこと。 - 一裘一葛
【いっきゅういっかつ】質素な衣服を意味し、貧しい生活を暗示する。 - 一觴一詠
【いっしょういちえい】酒を飲みながら詩を詠む楽しみ。 - 一言一句
【いちごんいっく】言葉一つ一つに重きを置くこと。 - 一言一行
【いちげんいっこう】一つの言葉と行動が重要であること。 - 一詠一觴
【いちえいいっしょう】一杯の酒を飲み、一首の詩を詠むこと。 - 一貧一富
【いっぴんいっぷ】貧しさと富みの経験が人生に豊かな教訓を与えること。 - 一貴一賎
【いっきいっせん】社会的地位の変動が人間関係に大きな影響を及ぼすこと。
- 一世一代
「一○一○」という形を持つ四字熟語を紹介しました。四字熟語は日常生活で遭遇する様々な状況や感情を象徴し、古き良き日本の智慧を伝えてくれるのです。これらの美しい言葉を自分のものとして、さらに豊かな人生を送るための一助としていただければ幸いです。日本語の深遠な世界を一緒に楽しみ、その奥深さをこれからも探求していきましょう。
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