春を感じる美しい言葉を一覧にまとめました。
春の訪れは、新たな始まりと深い感動を私たちにもたらします。この季節特有の暖かな陽気、生命の目覚め、そして繊細な自然の美しさは、日本の美しい言葉によって丁寧に表現されています。ここでは、春を象徴する独特の日本語を集め、それぞれの言葉が持つ意味と魅力を紹介します。啓蟄(けいちつ)、風光る(かぜひかる)など、春の息吹を感じる美しい言葉の一覧をお楽しみください。
春を感じる可愛い響きの和風な言葉
※ 掲載されている情報の正確さにはできる限り留意していますが、誤り等がありましたらお知らせください。意味、詳細等は辞書などでご確認ください。
- 一夜草
【ひとよぐさ】短い期間で急速に成長し花を咲かせる植物の比喩。 - 一葉草
【ひとはぐさ】新しい生命の始まりを象徴する春の草。 - 乙女椿
【おとめつばき】純白や淡いピンクの花を春に咲かせる椿の一種。 - 乙鳥
【つばめ】春になると温暖な地域から戻ってくる燕。 - 二葉
【ふたば】春に地面から出てくる植物の新芽や若葉。 - 佐保姫
【さおひめ】日本の伝説や昔話に登場する春を象徴する姫君。 - 初桜
【はつざくら】春の初めに咲く最初の桜。 - 初花
【はつはな】春に最初に咲く花。 - 初花月
【はつはなづき】春の訪れと共に咲き始める様々な花を指す言葉。 - 初雷
【はつらい】立春後、初めて鳴る雷。 - 勿忘草
【わすれなぐさ】春に咲く小さな青い花で、忘れな草とも呼ばれる。 - 双葉
【ふたば】新しい生命の始まりを象徴する若葉。 - 告天子
【こくてんし】春に鳴く鳥や、春を告げる象徴的な存在。 - 啓蟄
【けいちつ】土の中で冬眠していた虫たちが目覚め出てくる時期。自然の生命が再び活動を始める春の兆し。 - 噴雪花
【ふんせつか】雪解けと共に咲く、雪のように白い花。 - 夜桜
【よざくら】夜、桜を見ること。また、その桜 - 夢見月
【ゆめみづき】春に満開になる桜を見て夢を見るような感覚を表す言葉。 - 如月
【きさらぎ】旧暦の2月、まだ寒さが残るが春の訪れを感じさせる月。 - 姫すみれ
【ひめすみれ】春に咲く小さくて可憐な紫の花。 - 姫貝
【ひめがい】春の海で見つけることができる、美しい模様の小さな貝。 - 小灰蝶
【しじみちょう】春に活動を始める小さな灰色の蝶。 - 小米桜
【こごめざくら】小さな粒のような花をつける春の桜の一種。 - 弥生
【やよい】旧暦で春を意味する3月、新たな生命が芽吹き始める時期。 - 恋猫
【こいねこ】春の季節に恋愛に目覚める猫を表現した言葉。 - 日永
【ひなが】日が長くなり始めること。春分に向かって日照時間が徐々に長くなる。 - 春初
【はるはじめ】春の始まりを意味し、新しい生命の息吹を感じさせる時期。 - 春告鳥
【はるつげどり】鶯(うぐいす)の異名。 - 春天
【しゅんてん】春の季節を象徴する天候やその美しい景色。 - 春嵐
【はるあらし】春先に吹くはげしい風。 - 春時雨
【はるしぐれ】春に降る時雨のこと。 - 春月
【しゅんげつ】春に輝く月、夜空の美しさを春と結びつけた表現。 - 春月夜
【はるづきよ】春の月が出ている夜。 - 春眠
【しゅんみん】春の訪れとともに感じる、ぽかぽかとした陽気に誘われてうとうとと眠りたくなる気持ち。 - 春茜
【はるあかね】春に咲く茜草の花や、その鮮やかな赤色を指す。 - 春雨
【はるさめ】しとしとと降る春の雨。 - 春雨傘
【はるさめがさ】春の雨にさす傘 - 春雷
【しゅんらい】3月から 5月頃に発生する雷。 - 朧月
【おぼろづき】春に見られるぼんやりと霞んだ月。繊細で幻想的な美しさを持つ。 - 東風
【こち】春を告げる温かい東からの風。冬の寒さを和らげ、新生活を始める希望を運んでくる。 - 松雪草
【まつゆきそう】雪の下で冬を越し、春になって雪が溶けると現れる草花。 - 枝垂桜
【しだれさくら】枝が垂れて咲く桜 - 桜人
【さくらびと】桜の花を愛でる人、春の風物詩としての桜を楽しむ人。 - 桜月
【さくらづき】陰暦三月の異称。 - 桜月夜
【さくらづきよ】桜の花が映える月夜 - 桜衣
【さくらごろも】桜の花びらがまるで衣服のように地面を覆う様子。 - 桜貝
【さくらがい】春になると海岸で見つかる、桜の花のような色合いの貝。 - 歌詠鳥
【うたよみどり】春になると美しい鳴き声で歌をうたう鳥。 - 残る雪
【のこるゆき】日陰などにある残雪。 - 残雪
【ざんせつ】春が訪れてもなお残る雪。冬の名残を感じさせる。 - 沫雪
【あわゆき】春先に降る、融けやすい軽い雪。 - 淡月
【たんげつ】春に見られる、ぼんやりとした光を放つ月。 - 淡雪
【あわゆき】春先にふわりと降る、繊細な雪。 - 狐草
【きつねぐさ】春に咲く、狐にちなんだ伝説を持つ草花。 - 猫の恋
【ねこのこい】春の季節に猫が活発になり、恋愛行動をする様子。 - 立春
【りっしゅん】二十四節気の一つで、春の始まりを告げる日。新しい年のスタートともされる。 - 立春大吉
【りっしゅんだいきち】立春の日に大吉を祈る言葉。一年の始まりとされる立春に幸運を願う。 - 胡蝶
【こちょう】春に舞う美しい蝶。比喩的には、美しいものの儚さを象徴することも。 - 胡蝶花
【こちょうか】春に咲く、蝶のように美しい形をした花。 - 花の宴
【はなのえん】春に開かれる花見や、花にちなんだ宴会。 - 花の宵
【はなのよい】春の夜、花々が美しく咲き誇る様子。 - 花の袖
【はなのそで】花びらが風に舞う様子を袖に見立てた表現。春風に舞う花びらをイメージ。 - 花の雨
【はなのあめ】春のやわらかな雨。花にとって恵みの雨。 - 花巡り
【はなめぐり】春に様々な場所で花を楽しむこと。 - 花時
【はなどき】花が美しく咲き誇る時期、特に春を指す。 - 花曇り
【はなぐもり】春の花が咲き乱れる中、空が曇っている様子。花と曇り空の対比が美しい。 - 花林檎
【はなりんご】春に咲く、りんごの花。美しく、甘い香りが特徴。 - 花水木
【はなみずき】春に美しい花を咲かせる水木の一種。 - 花猫眼草
【はなねこのめそう】春に咲く小さな花。猫の目のような模様が特徴。 - 花菫
【はなすみれ】春に咲く、色とりどりのすみれの花。 - 花見月
【はなみづき】桜など春の花を愛でる季節、春の一時期を指す。 - 苔龍胆
【こけりんどう】春に苔の上で咲く、小さな青い花を持つ植物。 - 英桃
【ゆすら】春になると美しい花を咲かせる植物。特定の植物を指すこともあるが、美しい春の象徴として用いられることも。 - 萌
【もえ】春になると芽吹き始める植物の生命力や、新しい始まりを意味する。 - 蓬
【よもぎ】春に収穫される、料理や薬用に用いられる薬草。 - 蕗の薹
【ふきのとう】春の早い時期に地面から出てくる、フキの芽。食用になる。 - 薄氷
【うすらい】春の始まりに水面を覆う薄い氷。日中の暖かさですぐに溶ける。 - 薄霞
【うすがすみ】春に山や川にかかる、薄い霞。はかなげで美しい風景を作り出す。 - 蝋弁花
【とさみずき】春に咲く、蝋のように滑らかで美しい花。 - 遊蝶花
【ゆうちょうか】春に蝶が舞うような美しい花。 - 鈴振花
【すずふりばな】春に咲く、鈴を振るような形の花。 - 陽炎
【かげろう】春の暖かい日差しによって地面から立ち上る輝き。春の暖かさを感じさせる。 - 雨水
【うすい】二十四節気の一つで、草木の芽が出始める頃。 - 雪割草
【ゆきわりそう】雪の中から顔を出す、春の訪れを告げる花。 - 雪柳
【ゆきやなぎ】春になると白い花を咲かせる、柳の一種。 - 雪椿
【ゆきつばき】春に雪のように白い花を咲かせる椿。 - 鳳蝶
【あげはちょう】春に美しい色彩の蝶。 - 鶯神楽
【うぐいすかぐら】春になると鶯が美しい声で歌う、自然の音楽会。 - アザレア
【あざれあ】春に開花する、鮮やかな色の花を持つ低木。 - アネモネ
【あねもね】春に咲く、風に揺れる様子が特徴の花。 - クロッカス
【クロッカス】春の訪れを告げる、早春に咲く小さな花。 - クローバー
【くろーばー】春から夏にかけて咲く、四葉のものは幸運の象徴。 - スノードロップ
【スノードロップ】雪がまだ残る早春に咲く、白い花。 - スノーフレーク
【すのーふれーく】スノードロップに似ているが、やや大きめの白い花。 - デージー
【でーじー】春になるとよく見かける、白と黄色の可愛らしい花。 - ヒヤシンス
【ヒヤシンス】春に香り高く咲く、色鮮やかな花。 - フリージア
【ふりーじあ】春に咲く、芳香が特徴の色とりどりの花。 - ミモザ
【ミモザ】春に黄色いふわふわとした花をつける木。
- 春の季節は、目に見える変化だけでなく、心に感じる豊かな感情ももたらしてくれます。ここで紹介した言葉たちは、そんな春の多彩な表情を伝える言葉です。日本の自然と文化の深い理解を通じて、春の到来を心から楽しむための一助となれば幸いです。
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