- 宵闇
【よいやみ】夕暮れ時の薄暗さ。日没後のほんのりとした暗さが、秋の夜の始まりを告げる。 - 寒露
【かんろ】寒さが増してくる秋の節気の一つ。露が冷たくなり始める時期。 - 寒露秋雨
【あきさめ】寒露の時期に降る秋雨。涼しさを増し、秋の深まりを感じさせる雨。 - 寝待月
【ねまちづき】陰暦19日の夜の月の異称。夜更かしして月を待つこと。または、そのような夜。 - 寝覚月
【ねざめづき】陰暦九月の異称。しばしば秋の長い夜に関連づけられる。 - 小望月
【こもちづき】望月の前夜の月のこと。特に、秋に見られる小ぶりながら美しい満月。 - 小田刈月
【おだかりづき】陰暦九月の異称。稲刈りの時期の月。秋の収穫を象徴する時期。 - 居待月
【いまちづき】陰暦一八日の月。家で月の出を待つこと。または、その月。秋の夜長を楽しむ心情を表す。 - 山彩る
【やまいろどる】山が紅葉で色づくこと。秋の自然の美しさを象徴する表現。 - 山澄む
【やますむ】山の空気が澄み切って、遠くの景色がはっきりと見えること。秋の高い透明度を感じさせる。 - 山粧う
【やまよそおう】山が紅葉などで美しく装うこと。秋の装いをする山々の様子。 - 彼岸花
【ひがんばな】秋分の頃に咲く、赤や白の花。生と死を象徴し、彼岸の時期によく見られる。 - 待宵
【まつよい】特定の夜を待つこと。または、その前夜。特に、月見など秋の行事に関連づけられる。 - 文月
【ふづき】旧暦の7月。夏の終わりから秋の始まりを告げる時期。 - 新涼
【しんりょう】新たに感じる涼しさ。夏の暑さが和らぎ、秋の気配を感じさせる時期。 - 星月夜
【ほしづきよ】星と月が美しく輝く夜。秋に特有の、澄んだ空気の下での夜空の美しさを表す。 - 晩秋
【おそあき】秋の終わり頃。冬に近づく時期で、寒さが増し、自然の色彩が深まる。 - 暮の秋
【ぼのあき】日が暮れる早い秋の夕方を指す。日短の秋を感じさせる時期。 - 暮秋
【ぼしゅう】秋の終わりに差し掛かる時期。寒さが増し、冬の訪れを予感させる。 - 更待月
【さらまちづき】陰暦8月20日の月の異称。更に夜が更けてから待つ月。深夜に見る月のことで、特に秋の長い夜に関連する。 - 月の兎
【つきのうさぎ】月面に見える模様が兎に見えるという伝承から。秋の名月を眺める際に語られる話題の一つ。 - 月の舟
【つきのふね】月明かりが水面に映ってできる、舟の形をした光。秋の夜、特に水辺で幻想的な情景を楽しむことができる。 - 月の都
【つきのみやこ】月の世界。幻想的で美しい月の世界を詠んだ言葉。 - 月見舟
【つきみぶね】月を見るために舟に乗ること。または、その舟。秋の月見の風情を楽しむ日本の伝統。 - 末枯野
【うらがれの】草木が枯れ始める秋の終わり頃の野。秋深まる感じを表す。 - 栗名月
【くりめいげつ】栗が実る時期の名月。秋の収穫と美しい月を同時に楽しむ。 - 残暑
【ざんしょ】夏の暑さが残る時期。初秋に感じる、まだ夏の暑さが抜けきらない状態。 - 水霜
【みずしも】霜が降りる前の、冷たく潤いのある露。秋の朝夕に見られる。 - 無月
【むげつ】月が見えない夜。または、暗い夜。秋の深い夜長に関連することが多い。 - 燈籠流
【とうろうながし】燈籠を川や海に流す行事。先祖の霊を送る日本の夏の終わりから秋にかけての風習。
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