5月は新緑が美しく、初夏の風情が漂う季節です。この時期には、5月を表現する美しい言葉が数多く存在します。異称、季語、風物詩など、5月に関連する言葉を通じて、日本の文化や季節感をより深く味わうことができます。ここでは、5月の美しい言葉を異称、季語、風物詩のカテゴリに分けてご紹介し、その魅力をお伝えします。
5月の美しい言葉
出典・参考:Wikipedia・Weblio・コトバンク・goo辞書
5月の異称
5月には多くの異称があります。これらの異称は、5月の季節感や風情を表現するために使われます。以下に代表的な異称をご紹介します。
皐月【さつき】
5月の異称一覧
- 稲苗月(いななえづき)
- 五色月(いろいろづき)
- 雨月(うげつ)
- 建午月(けんごげつ)
- 月不見月(つきみずづき)
- 皐月(さつき)
- 早苗月(さなえづき)
- 五月雨月(さみだれづき)
- 写月(しゃげつ)
- 橘月(たちばなづき)
- 仲夏(ちゅうか)
- 梅月(ばいげつ)
- 浴蘭月(よくらんげつ)
5月の季語
5月には、初夏の爽やかさや新緑の美しさを感じさせる季語が数多くあります。これらの季語を通じて、5月の風情や自然の移ろいを感じることができます。
[時候]- 5月の美しい季語
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- 五月 (さつき)
- 卯月 (うづき)
- 清和 (せいわ)
- 夏 (なつ)
- 立夏 (りっか)
- 初夏 (しょか)
- 更衣 (ころもがえ)
- 薄暑 (はくしょ)
- 夏めく (なつめく)
- 小満 (しょうまん)
- 麦の秋 (むぎのあき)
- 夏浅し (なつあさし)
- 夏の朝 (なつのあさ)
- 若夏 (わかつ)
- 五月尽く (ごがつつく)
[天文]- 5月の美しい季語
- 卯月曇 (うづきぐもり)
- 卯の花腐し (うのはなくさし)
- 迎へ梅雨 (むかえつゆ)
- 麦の秋風 (むぎのあきかぜ)
- 筍流し (たけのこながし)
- 茅花流し (つばなながし)
[地理]- 5月の美しい季語
- 卯波 (うなみ)
- 代田 (しろた)
- 青葉潮 (あおばしお)
- お花畑 (おはなばたけ)
[生活]- 5月の美しい季語
- ごり汁 (ごりじる)
- セル (せる)
- ネル (ねる)
- メーデー (めーでー)
- 代掻く (しろかく)
- 囲ひ船 (かこいぶね)
- 夏炉 (なつろ)
- 新茶 (しんちゃ)
- 新麦 (しんむぎ)
- 更衣 (ころもがえ)
- 松前渡る (まつまえわたる)
- 柏餅 (かしわもち)
- 武者人形 (むしゃにんぎょう)
- 溝浚へ (みぞさらえ)
- 牛角力 (うしかくりき)
- 番屋閉づ (ばんやとじづ)
- 白重 (しろじゅう)
- 矢車 (やぐるま)
- 筍飯 (たけのこめし)
- 粽 (ちまき)
- 糸取 (いととり)
- 綿蒔 (わたまき)
- 繭 (まゆ)
- 苗売 (なえうり)
- 苗植う (なえうう)
- 苗物 (なえもの)
- 茄子植う (なすうう)
- 菜種刈 (なたねがり)
- 蕗伐 (ふききり)
- 蚕の上蔟 (かいこのあがり)
- 蚕植う (かいこしょくう)
- 蚕豆引 (そらまめひき)
- 袋掛 (ふくろがけ)
- 袷 (あわせ)
- 豆植う (まめうう)
- 豌豆引 (えんどうひき)
- 身欠鰊 (みがきにしん)
- 風呂 (ふろ)
- 鯉幟 (こいのぼり)
- 麦刈 (むぎかり)
- 麦打 (むぎうち)
- 麦扱 (むぎこき)
- 麦笛 (むぎぶえ)
- 麦藁 (むぎわら)
- 麦藁籠 (むぎわらかご)
- 麦飯 (むぎめし)
[行事]- 5月の美しい季語
- たかし忌 (たかしき)
- どんたく (どんたく)
- 万太郎忌 (まんたろうき)
- 三社祭 (さんじゃさい)
- 五月尽く (ごがつつく)
- 今宮祭 (いまみやまつり)
- 佞武多 (ねぶた)
- 健吉忌 (けんきちき)
- 八十八夜 (はちじゅうはちや)
- 八瀬祭 (やせまつり)
- 出雲祭 (いずもまつり)
- 初夏 (しょか)
- 化物祭 (ばけものまつり)
- 千団子 (ちだんご)
- 卯之葉神事 (うのはしんじ)
- 古茶 (こちゃ)
- 吹流し (ふきながし)
- 四方太忌 (しほうたき)
- 四迷忌 (しめいき)
- 団扇撒 (うちわまき)
- 囲ひ船 (かこいぶね)
- 夏
- 夏の朝 (なつのあさ)
- 夏めく (なつめく)
- 夏浅し (なつあさし)
- 夏落葉 (なつおちば)
- 多佳子忌 (たかこき)
- 子供の日 (こどものひ)
- 安居 (あんご)
- 小満 (しょうまん)
- 山崎祭 (やまざきまつり)
- 幟 (のぼり)
- 御柱祭 (おんばしらさい)
- 御田植 (おたうえ)
- 愛鳥週間 (あいちょうしゅうかん)
- 憲法記念日 (けんぽうきねんび)
- 新樹 (しんじゅ)
- 新緑 (しんりょく)
- 新茶 (しんちゃ)
- 昇天 (しょうてん)
- 晶子忌 (あきこき)
- 更衣 (ころもがえ)
- 朔太郎忌 (さくたろうき)
- 松落葉 (まつおちば)
- 柏餅 (かしわもち)
- 柿若葉 (かきわかば)
- 椎落葉 (しいおちば)
- 樫若葉 (かしわかば)
- 樫落葉 (かしおちば)
- 武者人形 (むしゃにんぎょう)
- 母の日 (ははのひ)
- 浅草祭 (あさくさまつり)
- 矢車 (やぐるま)
- 神泉苑祭 (しんせんえんさい)
- 神田祭 (かんだまつり)
- 立夏 (りっか)
- 端午 (たんご)
- 筍飯 (たけのこめし)
- 粽 (ちまき)
- 練供養 (ねんくよう)
- 花の撓 (はなのたお)
- 若夏 (わかつ)
- 若楓 (わかかえで)
- 若葉 (わかば)
- 茶摘 (ちゃつみ)
- 菖蒲 (しょうぶ)
- 菖蒲湯 (しょうぶゆ)
- 菖蒲葺く (しょうぶふく)
- 薄暑 (はくしょ)
- 薬玉 (くすだま)
- 製茶 (せいちゃ)
- 賀茂祭 (かもさい)
- 辰雄忌 (たつおき)
- 隠元忌 (いんげんき)
- 鯉幟 (こいのぼり)
- 麦の秋 (むぎのあき)
[動物・植物]- 5月の美しい季語
- あやめ
- ゆりの木の花 (ゆりのきのはな)
- アカシアの花 (あかしあのはな)
- カーネーション
- バナナ
- フロックス
- マーガレット
- ルピナス
- 九輪草 (くりんそう)
- 初鰹 (はつがつお)
- 卯の花 (うのはな)
- 夏蜜柑 (なつみかん)
- 岩千鳥 (いわちどり)
- 岩藤 (いわふじ)
- 巣立鳥 (すだちどり)
- 新緑 (しんりょく)
- 新馬鈴薯 (しんばれいしょ)
- 早苗蜻蛉 (さなえとんぼ)
- 木苺 (きいちご)
- 朱欒の花 (すだちのはな)
- 松蝉 (まつぜみ)
- 柏落葉 (かしわおちば)
- 柚の花 (ゆのはな)
- 栃の花 (とちのはな)
- 桐の花 (きりのはな)
- 棕櫚の花 (しゅろのはな)
- 椎若葉 (しいわかば)
- 椎落葉 (しいおちば)
- 榊の花 (さかきのはな)
- 榎の花 (えのきのはな)
- 樫落葉 (かしおちば)
- 水木の花 (みずきのはな)
- 沢蓋木の花 (さわぶたぎのはな)
- 浦島草 (うらしまそう)
- 海酸漿 (うみほおずき)
- 牛蒡の花 (ごぼうのはな)
- 牡丹 (ぼたん)
- 瓜の花 (うりのはな)
- 瓜苗 (うりなえ)
- 甘草 (かんぞう)
- 石楠花 (しゃくなげ)
- 石菖 (せきしょう)
- 筍 (たけのこ)
- 胡桃の花 (くるみのはな)
- 胡瓜の花 (きゅうりのはな)
- 胡瓜苗 (きゅうりなえ)
- 芍薬 (しゃくやく)
- 芹の花 (せりのはな)
- 若楓 (わかかえで)
- 若葉 (わかば)
- 苺 (いちご)
- 茉莉花 (まつりか)
- 茨の花 (いばらのはな)
- 茶蘭 (ちゃらん)
- 草苺 (くさいちご)
- 蒟蒻の花 (こんにゃくのはな)
- 蕗 (ふき)
- 薔薇 (ばら)
- 蜘蛛の囲 (くものい)
- 蜜柑の花 (みかんのはな)
- 蝦蛄 (しゃこ)
- 踊子草 (おどりこそう)
- 連理草 (れんりそう)
- 金雀枝 (えにしだ)
- 鈴蘭 (すずらん)
- 風車の花 (かざぐるまのはな)
- 馬鈴薯の花 (ばれいしょのはな)
- 鷹の塒入 (たかのねぐらいり)
- 鹿の袋角 (しかのふくろづの)
- 麦 (むぎ)
5月の食べ物
- ちまき
- マンゴー
- さくらんぼ
- アスパラガス
- そらまめ(蚕豆)
- さやえんどう(莢豌豆)
- 明日葉(あしたば)
- 苺(いちご)
- 豌豆(えんどう)
- キャベツ
- 行者大蒜(ぎょうじゃにんにく)
- 浜豌豆(はまえんどう)
- 筍(たけのこ)
- 新じゃが(しんじゃが)
- 新玉葱(しんたまねぎ)
- 蕗(ふき)
- 麦(むぎ)
- 夏蕨(なつわらび)
魚介類
- ウニ(うに)
- しらす
- アサリ(あさり)
- ホタルイカ(ほたるいか)
- 鰹(かつお)
- 鯵(あじ)
- 初鰹(はつがつお)
- 鯖(さば)
- 烏賊(いか)
- 穴子(あなご)
和菓子・料理
- 淡雪羹(あわゆきかん)
- 柏餅(かしわもち)
- 伽羅蕗(きゃらぶき)
- 金玉糖(きんぎょくとう)
- 葛桜(くずざくら)
- 葛餅(くずもち)
- 筍飯(たけのこめし)
- ちまき
- 古茶(ふるちゃ)
- 豆飯(まめめし)
- 水羊羹(みずようかん)
- 葛水(くずみず)
- 一番茶(新茶)(いちばんちゃ/しんちゃ)
- 柏餅(かしわもち)
5月の風物詩
5月には、端午の節句やゴールデンウィークなど、さまざまな風物詩があります。これらの風物詩を楽しむことで、5月の特別な時間をより豊かに過ごすことができます。
- みどりの日
- ゴールデンウィーク
- 三社祭
- 五月病
- 八十八夜
- 博多どんたく
- 子どもの日
- 憲法記念日
- 日光東照宮春季例大祭
- 母の日
- 沖縄本土復帰記念日
- 潮干狩り
- 端午の節句
- 菖蒲湯
- 鶴岡天神祭
5月の異称、季語、風物詩は、それぞれが日本文化の深い意味を持ち、初夏の風情や新緑の美しさを感じさせます。これらの美しい言葉を通じて、日本の伝統や風情を再発見し、その魅力を楽しむことができるでしょう。5月の特別な言葉を心に留め、豊かな時間を過ごしてください。
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