- 虹の橋
【にじのはし】虹がかかる様子を橋に例えた言葉。美しさや幻想性を象徴する。 - 虹の輪
【にじのわ】虹が形成する円形や半円形の美しい形。自然の神秘性を感じさせる。 - 蛍合戦
【ほたるがっせん】多くの蛍が光りながら飛び交う様子。夏の夜の風情を楽しむ情景。 - 蝉時雨
【せみしぐれ】蝉が一斉に鳴き始めること。夏の盛りを告げる自然の音景色。 - 西日の矢
【にしびのや】夕方に西から射す日光。強い光が矢のように直線的に感じられる様子。 - 賀茂祭
【かもまつり】京都で行われる伝統的な祭り。五月の初旬に賀茂別雷神社(上賀茂神社)と賀茂御祖神社(下鴨神社)で執り行われる。 - 踊花
【おどりばな】花が風に揺れる様子。または、華やかに咲き誇る様子。 - 踊草
【おどりそう】風に揺れる草。生命力あふれる夏の草原を表す。 - 雨の祈
【あめのいのり】雨を願う祈り。特に、農業が盛んな地域では雨乞いが行われることがある。 - 雨の蛍
【あめのほたる】雨の中で光る蛍。雨にも負けずに光る姿が印象的。 - 雨乞鳥
【あまごいどり】雨を呼ぶとされる鳥。または、雨を願うときに鳴く鳥。 - 雨燕
【あまつばめ】雨が降る前に活発に飛び回る燕。雨の予兆として知られる。 - 雨祝
【あめいわい】雨を喜ぶこと。特に農業にとっては、雨が恵みとなるため。 - 雪加
【せっか】雪が加わること。または、雪を感じさせる何かが加わること。 - 雲の峰
【くものみね】雲が山のように積み重なる様子。特に夏に見られる光景。 - 雷声
【らいせい】雷が発する大きな音。夏の嵐を象徴する音。 - 露涼し
【つゆすずし】露によって感じる涼しさ。朝夕の露が涼やかな感覚をもたらす。 - 青嵐
【あおあらし】夏の強い風。青葉を揺らす風を指すことが多い。 - 青梅雨
【あおつゆ】早くから降り始める梅雨。または、梅雨の晴れ間のこと。 - 青田
【あおた】稲が青々と育つ田。初夏に見られる風景。 - 風の香
【かぜのか】風が運んでくる様々な香り。季節や自然の移り変わりを感じさせる。 - 風薫る
【かぜかおる】風に自然の香りが混じっていること。春から夏にかけて、新緑の香りなどが感じられる。 - 風鈴
【ふうりん】風で鳴る鐘。夏の風物詩として、窓辺などに吊るされる。
夏の訪れを彩る和風の言葉の一覧でした。古今東西に渡る夏の言葉の数々を通じて、日本独特の季節感や風情を感じ取るひとときをお楽しみください。和の美しい夏の言葉に触れながら、季節の移り変わりを心ゆくまで味わいましょう。
コメント