冬を彩る和風の言葉集:美しく響く冬の言葉一覧
冬の季節は、静寂と神秘の美を纏い、私たちの心を奥深くから動かします。ここでは、冬の風情を表す、美しくも力強い和風の言葉を厳選して一覧にしました。古くから伝わるこれらの言葉には、自然の美しさや季節の移ろいを感じさせる独特の響きがあります。冬の寒さを感じさせる「霜夜【しもよ】」、冬の星座を指す「天狼【てんろう】」、雪の美しさを称える「雪華【せっか】」など、心を揺さぶる言葉たちをお楽しみください。
冬を感じる和風のカッコいい言葉一覧
※ 掲載されている情報の正確さにはできる限り留意していますが、誤り等がありましたらお知らせください。意味、詳細等は辞書などでご確認ください。
- 青星
【あおぼし】- α星シリウスの和名。冬の夜空に輝く星。 - 凍霞
【いてがすみ】- 凍るような寒さの中で発生する、霞のような薄い霧。 - 凍雲
【いてぐも】- 凍ったように冷たい雲、冬の寒い天気を連想させる雲。 - 凍靄
【いてもや】- 凍るような霧、冬の冷たい空気中に漂う薄い霧。 - 雨氷
【うひょう】- 氷の粒となって降る雨。 - 煙霧
【えんむ】- 冷たい空気の中での煙や霧。もやや霞 (かすみ) 。 - 乙子月
【おとごづき】- 陰暦12月の異称。 - 弟月
【おととづき】- 陰暦12月の異称。 - 御火焚
【おほたき】- 神社で行われる火焚きの儀式、冬の行事の一つ。 - 御神渡
【おみわたり】- 冬、湖水の氷結面の一部にできる盛り上がった氷堤。 - 神楽
【かぐら】- 神々を奉るための舞いや音楽。 - 神楽月
【かぐらづき】- 陰暦一一月の異名。 - 風花
【かざはな】- 風に舞う雪の花、冬の風情を感じさせる。 - 神在月
【かみありづき】- 神様が地上にいらっしゃる月、古い暦の10月。 - 神送り
【かみおくり】- 全国の神々が出雲大社へ旅立つこと。 - 神還り
【かみかえり】- 出雲大社に集まった神々が、それぞれの国に帰ること。 - 神去月
【かみさりづき】- 神様が去るとされる月、旧暦10月。 - 神立
【かんだち】- 陰暦一〇月一日に、日本国中の神々が、出雲大社へ向かって旅に出ること。 - 神立風
【かみたつかぜ】- 陰暦十月に吹く西風。 - 神集い
【かみつどい】- 神々が集まるとされる時期や行事。 - 神渡し
【かみわたし】- 陰暦十月の頃の西風。 - 寒靄
【かんあい】- 冬の寒い日に見られる薄い霧。 - 寒雲
【かんうん】- 寒い天気をもたらす雲。 - 寒霞
【かんがすみ】- 寒い日に発生する霞。 - 神無月
【かんなづき】- 神様が全て出雲大社に集まるとされる古い暦の10月。 - 寒風
【かんぷう】- 冬に吹く冷たい風。 - 寒雷
【かんらい】- 冬に発生する珍しい雷。 - 北時雨
【きたしぐれ】- 北の方から降ってくる時雨。冷たい雨や雪。 - 狐火
【きつねび】- ま日本各地に伝わる怪火。冬の夜にしばしば目撃される。 - 霧の花
【きりのはな】- 霧氷が花のように見立てた語、冬の美しい風景を形成する。 - 荒神祓
【こうじんばらい】- かまどの神をまつって、祓をすること。 - 降誕祭
【こうたんさい】- キリストの誕生を祝うクリスマスのこと。 - 氷閉ず
【こおりとず】- 水面が氷で閉ざされること。 - 氷の鏡
【こおりのかがみ】- 氷が鏡のようになる現象、冬の光景。 - 氷の衣
【こおりのころも】- 氷に覆われた風景、冬の自然現象。 - 氷の剣
【こおりのつるぎ】- 氷柱のこと、寒い冬に形成される。 - 榊鬼
【さかきおに】- 榊を持った鬼、冬の行事で登場することがある。 - 朔旦冬至
【さくたんとうじ】- 冬至の日、 陰暦11月1日が冬至にあたること。 - 細雪
【ささめゆき】- 細かく降る雪、冬の風物詩。 - 小夜時雨
【さよしぐれ】- 夜に降る細かい雨や雪、冬の情緒を感じさせる。 - 時雨
【しぐれ】- 晩秋から初冬にかけて降る雨、またはそのような天候。 - 時雨雲
【しぐれぐも】- 時雨を降らせる雲。 - 時雨月
【しぐれづき】- 時雨が降る月、特に11月。 - 霜降月
【しもふりづき】- 霜が降りる月、陰暦一一月の異称。 - 霜夜
【しもよ】- 霜が降りる夜、冬の寒い夜。 - 除夜詣
【じょやもうで】- 大晦日に神社や寺に参拝すること。 - 神帰月
【しんきづき】- 神様が帰る月、陰暦一一月の異称。 - 青女
【せいじょ】- 霜・雪を降らすという女神。 - 雪華
【せっか】- 雪の花、雪の結晶。 - 天狼
【てんろう】- 大犬座α星、シリウス。 - 冬天
【とうてん】- 冬の空、冬の天気を指す。 - 凍露
【とうろ】- 冷たい露が凍る現象。 - 氷雨
【ひさめ】- 氷の粒となって降る雨、冷たい雨。 - 氷晶
【ひょうしょう】- 氷の結晶。 - 氷塵
【ひょうじん】- 氷の粒、または冷たい塵。 - 氷霧
【ひょうむ】- 氷の粒子を含む霧。 - 冬茜
【ふゆあかね】- 冬の空の赤み、夕焼けや朝焼けのこと。 - 冬麗
【ふゆうらら】- 冬の美しさ。 - 冬霞
【ふゆがすみ】- 冬に発生する霞。 - 冬霧
【ふゆぎり】- 冬に発生する霧。 - 冬銀河
【ふゆぎんが】- 冬の夜空に見える銀河。 - 冬桜
【ふゆざくら】- 冬に咲く桜、または冬でも咲いているように見える桜。 - 冬昴
【ふゆすばる】- 冬に見える星座、プレアデス星団のこと。 - 冬の月
【ふゆのつき】- 冬の夜に輝く月。 - 冬の虹
【ふゆのにじ】- 冬に発生する珍しい虹。 - 冬の雷
【ふゆのらい】- 冬に発生する雷。 - 冬三日月
【ふゆみかづき】- 冬に見える細い三日月。 - 冬靄
【ふゆもや】- 冬に発生する薄い霧。 - 霧雪
【むせつ】- 雪と霧が混ざり合ったような天候。 - 霧氷
【むひょう】- 霧が凍ってできた氷、枝や葉に付着する。 - 幽天
【ゆうてん】- 冬の空もよう。暗く、幽玄な天、冬の長い夜を連想させる。 - 雪鬼
【ゆきおに】- 雪の中に現れる鬼。 - 雪女
【ゆきおんな】- 雪の精霊、冬の寒さを象徴する。 - 雪風
【ゆきかぜ】- 雪を伴う冷たい風。 - 雪雷
【ゆきがみなり】- 雪を伴う雷、冬に珍しい現象。 - 雪煙
【ゆきけむり】- 雪が舞い上がって煙のように見える現象。 - 雪時雨
【ゆきしぐれ】- 雪が降る時雨、冬の風物詩。 - 雪女郎
【ゆきじょろう】- 雪女の別称。 - 雪月夜
【ゆきづきよ】- 雪の降る夜に輝く月のこと。 - 雪鳥
【ゆきどり】- 冬に見られる鳥、または雪の中を飛ぶ鳥を指す。 - 雪待月
【ゆきまちづき】- 陰暦一一月の異称。 - 雪見月
【ゆきみづき】- 陰暦一一月の異称。 - 夜神楽
【よかぐら】- 夜に行われる神楽、冬の祭りで見られることがある。 - 臘月
【ろうげつ】- 十二月の別名。年の瀬を意味する。
この一覧を通して、冬の季節が持つ独特の美しさや深さを、言葉の力で再発見することができたでしょうか。これらの和風の言葉は、日常生活においても、季節の変わり目を感じ取り、豊かな表現を加えるためのインスピレーションとなるでしょう。日本の四季は、それぞれが独自の魅力を持っていますが、冬に関わるこれらの言葉は、特に深い思索や内省にふさわしいテーマを提供してくれます。冬の言葉を楽しみながら、季節の美を新たな視点で感じてみてください。
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