「縁」という概念は、人々の間の見えないつながりや運命的な関係性を象徴しています。ここでは、「縁」を表すさまざまな美しい言葉を集め、それぞれの意味を紹介します。日本の伝統的な価値観と精神的なつながりの深さを感じ取ることができるでしょう。
縁を表す言葉一覧
※ 掲載されている情報の正確さにはできる限り留意していますが、誤り等がありましたらお知らせください。意味、詳細等は辞書などでご確認ください。
- 合い縁/相縁/愛縁
【あいえん】 – 互いに気持ちがよく合う関係。愛情に満ちた縁。 - 悪因縁
【あくいんねん】 – 悪い結果を引き起こすような原因や関係。 - 悪縁
【あくえん】 – 好ましくない人間関係や、悪い影響を及ぼす条件。 - 一大事因縁
【いちだいじいんねん】 – 仏教用語で、仏が現れた最も重要な目的。全ての生きとし生けるものを救済すること。 - 曰く因縁
【いわくいんねん】 – 複雑で深い背景や事情。 - 謂れ因縁
【いわれいんねん】 – 言われる理由とその背景にある縁。 - 因縁尽く
【いんねんずく】 – 避けられない運命や事柄、そのすべてが因縁に基づく。 - 有縁
【うえん】 – 仏や菩薩に教えを受ける機会があること。 - 縁
【えん】 – 人や物事の間のつながりや関係性。 - 縁合い
【えんあい】 – 親族関係、特に血縁によるつながり。 - 縁因
【えんいん】 – 事柄が進行する間接的な原因やきっかけ。 - 縁家
【えんか】 – 婚姻などによってつながった家族。 - 縁切り
【えんきり】 – 親子や夫婦などの関係を断ち切ること。 - 縁起
【えんぎ】 – 事象の吉凶を示す前兆や兆し。 - 縁起直し
【えんぎなおし】 – 不吉なことを良い方向に改めるために行う儀式や行動。 - 縁起物
【えんぎもの】 – 縁起を祝うための物品、例えばだるまや招き猫など。 - 縁故
【えんこ】 – 血縁や姻戚によるつながり、またはその人。 - 縁成
【えんじょう】 – 仏語で、すべてのものが因縁によって成立していることを意味する。 - 縁戚
【えんせき】 – 身内や親戚、近い親類。 - 縁談
【えんだん】 – 結婚や養子縁組の話し合いや手続き。 - 縁付く
【えんづく】 – 婚姻によって家族に加わること。 - 縁引き
【えんびき】 – 血縁や親類によるつながり。 - 縁結び
【えんむすび】 – 男女の間の縁を結ぶこと、またはその儀式。 - 縁結びの神
【えんむすびのかみ】 – 男女の縁を結ぶ神、特に出雲の神を指す。 - 縁類
【えんるい】 – 縁組みにより親族となった人々。 - 奇縁
【きえん】 – 思いもよらない不思議な出会いや関係。 - 旧縁
【きゅうえん】 – 昔からのつながりや関係。 - 求縁
【きゅうえん】 – 結婚の相手を探すこと。 - 近縁
【きんえん】 – 血縁が近い関係、またはその人。 - 逆縁
【ぎゃくえん】 – 悪行がかえって仏道に導く縁。
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