- 百目（ひゃくめ）
全身に無数または百個の目を持つ妖怪。昼間は太陽にまぶしく、夜に出歩くことが多いといわれ、目が一つ飛び出してついて来るという伝説もあります。 - 船幽霊／舟幽霊（ふなゆうれい）
海上に現れる幽霊。水をひしゃくですくみ、船を沈没させるなど、海難事故の原因とされた伝説があります。 - 化け狸（ばけだぬき）
人間をたぶらかしたり、人間の姿に化けたりすると考えられる狸の妖怪。妖狸、古狸、怪狸などの呼び名もあります。 - 豆狸（まめだぬき）
旧家の納戸に現れるとされる、小さな狸の妖怪。ときおり老婆の姿に化け、無言で座っているという伝承があります。 - 迷い家（まよいが／マヨイガ／マヨヒガ）
訪れた者に富をもたらすとされる幻の家。訪れた者は家から何かを持ち出してよいと伝えられています。 - ムジナ
犬大きさで、後ろ足に比べ前足が短い生き物。年をとると背中に十字状の毛が生え、人を化かすといわれています。 - 夜行さん（やぎょうさん）
大晦日や節分、特定の忌日に現れ、首のない馬に乗って徘徊する鬼。遭遇した人は投げ飛ばされたり蹴り飛ばされたりすると伝えられており、草履を頭に載せて伏せると逃れられるという言い伝えがあります。 - 夜雀（よすずめ）
スズメのように「チッ、チッ」と鳴きながら夜に現れ、山道を歩く人に付き纏う妖怪。不吉な憑依の前兆とされます。 - 妖狐（ようこ）
人間をたぶらかし、人の姿に化けるとされる狐の妖怪。化け狐とも呼ばれます。 - 垢嘗（あかなめ）
風呂桶や風呂場にたまった垢を舐めるとされる妖怪。見た者はいないものの、赤い顔や全身が赤いと連想され、不快感を与えたため、風呂場を常に清潔に保つようにされたと伝えられます。 - 青坊主（あおぼうず）
青い体色または青い衣服をまとった大きな坊主の姿の妖怪。空き家などに現れると伝えられています。 - 両面宿儺（りょうめんすくな）
前後に顔を持ち、計八本の手足を持つ異形の鬼神。両側に剣を帯び、四本の手で弓を操るとされ、英雄たちとの壮絶な戦いの伝説が残されています。
日本の伝承や怪談文化の奥深さ、そしてそこに息づく神秘的なエネルギーをお届けしました。各妖怪の物語や個性的な背景は、あなたの小説、漫画、映画、ゲームなど、あらゆる創作活動に新たな視点とアイデアを与えるはずです。妖怪はただの恐怖の対象ではなく、感動や美しさ、そして教訓をも秘めています。今後も、この妖怪たちの伝説から無限の創作インスピレーションを受け取り、あなた自身の物語を紡いでいってください。
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