ズメイ (Zmey)
- 起源: 東欧、中欧
- 概要: 多くの頭を持つ竜。特にスラヴ神話に登場し、三つの頭や七つの頭を持つとされます。ズメイは火を吐き、人間と戦うことが多いですが、時には守護者としても描かれます。
タラスク (Tarasque)
- 起源: フランス
- 概要: タラスコン市に伝わるドラゴン。巨大な亀のような外見を持ち、ライオンの頭と六本の足を持つ。聖女マルタによって鎮められ、その後村人によって殺されました。この伝説は現在でもタラスク祭として祝われています。
タランタシオ (Tarantasio)
- 起源: イタリア
- 概要: イタリアのロンバルディア地方に伝わるドラゴン。湖や沼に住み、地元の人々を恐れさせました。しばしばヒーローによって討伐される物語が語られています。
ニーズヘッグ (Nidhogg)
- 起源: 北欧神話
- 概要: 世界樹ユグドラシルの根を齧るドラゴン。死者の魂を食べるとも言われ、終末の日であるラグナロクで重要な役割を果たします。フレースヴェルグと罵り合う存在としても知られています。
ヒュドラー (Hydra)
- 起源: ギリシャ神話
- 概要: 多頭の蛇。頭を切ると新たに二つの頭が生える。レルナの沼に住み、ヘラクレスの12の功業の一つとして討伐されました。ヒュドラーの血は強力な毒として知られています。
ファフニール (Fafnir)
- 起源: 北欧神話
- 概要: 黄金に執着し、ドラゴンに変身したドワーフ。父親を殺して黄金を奪い、守るためにドラゴンに変身しました。英雄シグルドによって討たれ、その血によってシグルドは言葉を理解する力を得ました。
フェルニゲシュ (Fernegy)
- 起源: ハンガリーの民話
- 概要: ハンガリーの伝説に登場する竜。農地や家畜を守る守護者として描かれ、しばしば村の人々に助けを求められます。
ペルーダ (Peluda)
- 起源: フランス
- 概要: 蛇頭蛇尾の怪物。背中に毒針を持ち、火を吐く能力があります。地元の村を恐れさせた存在であり、勇敢な若者によって討たれました。
ヤクルス (Jaculus)
- 起源: 古代ローマ
- 概要: 翼の生えた蛇。非常に素早く飛び回ると信じられ、遠くから飛んでくる毒針としても描かれました。狩猟や戦いでの脅威とされました。
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