恐れの感情を表す言葉
危険を感じたときに心身が縮こまる感覚を表す言葉です。はっきりした恐怖から曖昧な気配への警戒まで、身を守ろうとする反応を含む幅広い表現です。
- 恐怖(きょうふ)
強い恐れの感情。
危険を確信した瞬間に生まれる反応。身体が先に動くような切迫を伴う。 - 恐れ(おそれ)
危険を感じる気持ち。
はっきりしない不安を含む広い語。距離を取ろうとする行動につながる。 - 畏怖(いふ)
敬いを含む恐れ。
圧倒的な存在に触れたときの感覚。逃げるだけではない静かな緊張を持つ。 - 戦慄(せんりつ)
震え上がる恐れ。
全身が硬直するほどの反応。瞬間的な恐怖の強さを表す。 - 怯え(おびえ)
怖がる様子。
小さな音にも反応してしまう状態。安心できる場所を探す感覚を含む。 - 恐慌(きょうこう)
強い混乱と恐れ。
状況が理解できず思考が止まる状態。集団心理にも使われる語。 - 危惧感(きぐかん)
悪い予感への恐れ。
現実になる前から心に影を落とす感情。冷静さを保とうとするほど強まる。 - 震え(ふるえ)
身体が震える反応。
恐れが身体に現れた状態。言葉より先に伝わる感覚を含む。 - 青ざめ(あおざめ)
恐怖で顔色が変わること。
瞬時に血の気が引く反応。突然の出来事に触れたときの印象的な表現。 - 怖気(おじけ)
怖くなってひるむこと。
踏み出す直前に止まってしまう感覚。想像が現実より強くなる瞬間。 - 気味悪さ(きみわるさ)
不気味な恐れ。
原因が分からない違和感から生まれる感情。静かな場所ほど意識される。 - 寒気(さむけ)
恐れでぞっとする感覚。
身体の感覚と結びつく恐怖。予感の段階で現れることもある。
羞恥の感情を表す言葉
人の視線や評価を意識したときに生まれる感情に関わる言葉です。失敗の恥ずかしさから言葉にしづらい居心地の悪さまで、対人関係の緊張をやわらかく表す表現です。
- 羞恥(しゅうち)
恥ずかしい気持ち。
人前での失敗や視線を意識したときに生まれる感情。心が内側へ向かう。 - 羞恥心(しゅうちしん)
恥を感じる心。
行動を控えさせる内面の働き。社会的な距離を保つ感覚に近い。 - 気まずさ(きまずさ)
居心地の悪い感覚。
沈黙が長く感じられる瞬間の空気。言葉を選び続ける状態を表す。 - ばつの悪さ(ばつのわるさ)
面目が立たない気持ち。
予想外の状況で戸惑う感情。表情に出やすい柔らかな恥ずかしさ。 - 気恥ずかしさ(きはずかしさ)
照れる気持ち。
自分が注目されたときの反応。嬉しさと戸惑いが混ざる。 - 狼狽(ろうばい)
慌てふためくこと。
予期しない場面で振る舞いを失う状態。周囲の視線を強く意識する。 - 当惑(とうわく)
どうしてよいか分からない状態。
判断ができず立ち止まる感情。会話の流れが止まる瞬間に近い。 - 赤面(せきめん)
顔を赤らめること。
感情が身体に現れた状態。隠そうとするほど目立つ反応。 - 照れ(てれ)
恥ずかしくなる感情。
素直な気持ちを表に出せないときの反応。軽やかな気まずさを含む。 - 肩身の狭さ(かたみのせまさ)
居場所の窮屈さ。
周囲に遠慮して振る舞う状態。自分の存在を小さく感じる感覚。
つらさを丁寧に表せる日本語
負の感情は一括りにすると輪郭がぼやけます。言葉を選ぶと、気持ちの正体が見えやすくなり、心の扱い方も少し変わります。創作や文章表現では、焦燥・哀愁・畏怖のような語が人物や場面に深みを与えてくれます。
FAQ よくある質問
負の感情表現にはどんなものがありますか?
不安を表す「気掛かり」や「胸騒ぎ」、悲しみの「哀愁」「悲哀」、焦りの「焦燥」、恐れの「戦慄」、後悔の「呵責」など、感情の種類ごとに多様な語があります。似た意味でも温度や距離感が少しずつ異なります。
「哀愁」と「悲哀」はどんな場面で使い分けますか?
「哀愁」は風景や思い出に結びつく、もの寂しい余韻が残ります。「悲哀」は出来事の重さを静かに抱えるしみじみとした悲しみで、感情の芯を描きたいときに向きます。
「焦燥」と「焦り」は同じ意味ですか?
近いものの、「焦燥」はいらだちや落ち着かなさが強く、胸の内側がかき立てられる感じが出ます。日常的には「焦り」、切迫した心理なら「焦燥」が合います。

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