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鬼の色の種類と違い – 「赤鬼」「青鬼」「黄鬼」「緑鬼」「黒鬼」

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鬼の色の種類と違い - 「赤鬼」「青鬼」「黄鬼」「緑鬼」「黒鬼」 伝統・文化
鬼の色の種類と違い - 「赤鬼」「青鬼」「黄鬼」「緑鬼」「黒鬼」
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私たちがよく知っている鬼は赤鬼と青鬼ですが、他にも緑、黄、黒の鬼がいて全部で5種類の鬼がいます。これらの色には仏教や豆まきなどの習慣と密接な関係があるようです。

この5色は、五行説(万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるという説)と仏教にの五蓋(ごがい)という話が由来しています。「五蓋」というのは、仏教の瞑想修行を邪魔する5つの煩悩の総称で、これらの煩悩は色の違う鬼に当てはめられています。豆まきのときには自分が打ち勝ちたい煩悩の色の鬼に豆を投げると良いともいわれています。

出典・参考:Wikipedia

 

 

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鬼の色の種類と意味

鬼と五行説、仏教の「五蓋(ごがい)」の関係と煩悩について紹介していきます。

赤鬼

  • 「貪欲蓋(とんよくがい)」あるいは「欲愛蓋(よくあいがい)」=・物を必要以上に求める心。
  • 五行説の火+五蓋の貪欲蓋=赤鬼

赤は貪欲を表し、欲望や必要以上に求める心を指しています。欲望の象徴である赤鬼に豆をぶつけることで、自分の中にある悪い『欲』が取り除かれるという意味合いを持っています。

青鬼

  • 「瞋恚蓋(しんにがい)」
    ・心にかなわない対象に対する憎悪。自分の心と違うものに対して怒り憎むこと。
  • 五行説の木+五蓋の瞋恚蓋=青鬼

青は瞋恚を表し、憎しみや憎悪が心にあることを指しています。憎しみや憎悪の象徴である青鬼に豆をぶつけることで、自分の中にある怒りや恨みが取り除かれるという意味合いを持っています。

黄鬼

  • 「掉挙蓋(じょうこがい)」=心が昂ぶり頭に血が上った状態、平静な心を失っていること。
  • 五行説の土+五蓋の掉挙蓋=黃鬼

黃は掉挙を表し、浮ついた心、心の昂りがあることを指しています。浮ついた心の象徴である黃鬼に豆をぶつけることで、自分の中に浮ついた心や心の昂りが除かれ、平穏な心が保てるようになるという意味合いを持っています。

緑鬼

  • 「惛沈蓋(こんじんがい)」あるいは「睡眠蓋(すいみんがい)」=心を沈鬱で不活発なこと。怠惰。
  • 五行説の金+五蓋の睡眠蓋=緑鬼

緑は惛沈を表し、眠気や怠惰などのことを指しています。不活発な心、眠気の象徴である緑鬼に豆をぶつけることで、自分の中の怠惰な心が除かれ、気持ちが活発になるという意味合いを持っています。

黒鬼

  • 「疑蓋(ぎがい)」=まず疑ってかかる心。
  • 五行説の水+五蓋の疑蓋=黒鬼

黒の鬼は、自身の中にある疑う心や愚痴などを表します。
黒は疑を表し、疑いの心のことを指しています。疑う気持ちの象徴である黒鬼に豆をぶつけることで、自分の中の中にある疑念を持つ心や躊躇する心が除かれ、平穏な気持ちになるという意味合いを持っています。

 

以上、鬼の色の種類と違いを紹介しました。鬼の色がそれぞれ煩悩を象徴していて、節分にはそれらの煩悩を払う意味があるようです。次の節分のときには これらのことを踏まえて厄を払いたいですね。

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